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塗り足しとは、デザインを仕上がり線(断裁する位置)より外側まで伸ばしておき、印刷後に切り落とされる部分のことです。一般的には上下左右それぞれ3 mmなので、入稿サイズは仕上がりサイズの縦と横にそれぞれ6 mmを足した大きさになります。
印刷は、仕上がりの大きさの紙に1枚ずつぴったり刷るのではなく、大きな紙に刷ってから断裁します。断裁にはコンマ数ミリのずれが出るので、背景色をちょうど仕上がりの端までしか塗っていないと、少しずれただけで白い線が出てしまいます。塗り足しは、色をひと回り外側まで塗っておき、断裁がどちらにずれても色の中で切れるようにするためのものです。日本の印刷会社でも、この3 mmが標準的な幅です。
塗り足し・仕上がり線・セーフエリア:データ上の3本の線
- 塗り足しの線がいちばん外側:背景色や全面に敷く写真は、ここまで伸ばします。この部分は印刷後に切り落とされます。
- 仕上がり線が真ん中:仕上がりの大きさそのものです。たとえば日本の名刺なら91 × 55 mmです。トンボ(トリムマーク)は、この線の位置を示す目印です。
- セーフエリアがいちばん内側:仕上がり線からさらに3 mm内側の範囲です。文字、ロゴ、大事な図柄はこの内側に収めると、断裁で切れたり端に寄りすぎたりしません。
この図は台湾の名刺(9 × 5.4 cm)を例にしています。線の関係は日本の名刺でも同じで、91 × 55 mmの名刺なら塗り足しを含めて97 × 61 mmになります。
よく使う仕上がりサイズの入稿サイズ(塗り足し各辺3 mm)
| 仕上がり | 仕上がりサイズ(mm) | 入稿サイズ(mm) | 300 DPIのピクセル数 |
|---|---|---|---|
| 名刺(日本の一般的なサイズ) | 91 × 55 | 97 × 61 | 1,146 × 720 |
| はがき | 100 × 148 | 106 × 154 | 1,252 × 1,819 |
| 4×6(写真サイズのポストカード) | 101.6 × 152.4 | 107.6 × 158.4 | 1,271 × 1,871 |
| A6 | 105 × 148 | 111 × 154 | 1,311 × 1,819 |
| A5 | 148 × 210 | 154 × 216 | 1,819 × 2,551 |
| A4 | 210 × 297 | 216 × 303 | 2,551 × 3,579 |
| A3 | 297 × 420 | 303 × 426 | 3,579 × 5,031 |
ピクセル数は入稿サイズを300 DPIで換算し、小数点以下を四捨五入した値です。ルールはひとつだけで、縦と横にそれぞれ6 mmを足します。新しいファイルを作るときは最初から入稿サイズで作り、ガイドを引いて仕上がり線とセーフエリアを示しておくと、できあがってから背景を外側に足すよりずっと楽です。各サイズの詳しい規格ははがきのサイズ、4×6の写真サイズ、A6サイズ、A5サイズ、A4サイズ、A3サイズで説明しています。
塗り足しがないとどうなるか
- 全面に背景色を敷いた名刺やはがきは、0.5 mmずれただけでどこか一辺に白い線が出ます。しかも1枚ごとにずれる方向が違います。
- 写真を仕上がりの端ぴったりに置いた裁ち落としのデザインは、断裁で写真が少し欠けたり、白い線が出たりします。
- 塗り足しのないデータを受け取った印刷会社は、たいてい差し戻して追加を求めるか、画像を少し拡大して埋めます。後者の場合、画面の端にあった内容は切り落とされます。
塗り足しが要らないとき
- デザインそのものに白いフチ(周囲の余白)がある場合は、断裁がずれても目立たないので、塗り足しは要りません。
- オフィスのコピー機や自宅のプリンターで刷る場合は、用紙そのものが仕上がりサイズなので、塗り足しの工程はありません。
- コンビニのマルチコピー機も決まったサイズの用紙に刷るので、同じく塗り足しの工程は通りません。
逆に、大判出力やポスター、一部の印刷会社では、塗り足しを5 mmにするよう求められたり、くわえ(印刷機が紙をつかむ部分)やトンボを別に付けるよう指定されたりすることがあります。必ず入稿先の入稿ガイドに従ってください。印刷用の紙そのものが仕上がりより大きいのも、塗り足しやくわえを断裁で切り落とすためです。
よくある質問
塗り足しとは何ですか?
デザインを仕上がり線より外側まで伸ばし、印刷後に切り落とされる部分です。印刷は大きな紙に刷ってから断裁するので、断裁にはコンマ数ミリのずれが出ます。全面の色を塗り足しの範囲まで伸ばしておけば、断裁がずれても白い線が出ません。
塗り足しは何mm付ければいいですか?
一般的には上下左右それぞれ3 mmなので、入稿サイズは仕上がりサイズの縦横にそれぞれ6 mmを足した大きさです。大判出力や一部の印刷会社では5 mmを求められることもあるので、注文前に入稿先の入稿ガイドを確認してください。
A4に塗り足しを付けると何mmですか?
A4の仕上がりは210 × 297 mmで、各辺に3 mmの塗り足しを付けると入稿サイズは216 × 303 mm、300 DPIなら2,551 × 3,579ピクセルです。
名刺の塗り足し込みのサイズは?
日本の一般的な名刺は仕上がり91 × 55 mmなので、塗り足し込みの入稿サイズは97 × 61 mm、300 DPIなら1,146 × 720ピクセルです。文字やロゴは仕上がり線から3 mm以上内側に置いてください。
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出典: 中国語版の初公開日は2026年10月9日です。中国語版は台湾の名刺(90 × 54 mm)と4×6のポストカードを例にしていますが、日本語版では日本の名刺(91 × 55 mm)とはがき(100 × 148 mm)に置き換えて計算しています。塗り足しの幅は入稿先によって異なります。
この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc. 海外の読者にもわかりやすいよう、表現や説明を調整しています。 内容の基準となるのは繁体字中国語の原文です。完全な内容は中国語の原文をご覧ください。
