B5サイズは182 × 257 mm(18.2 × 25.7 cm)です。B4は257 × 364 mm、B6は128 × 182 mm、B3は364 × 515 mm、B2は515 × 728 mmで、番号が1つ大きくなるごとに、長い辺を半分に折った大きさになります。
日本で「B判」と言うときは、日本産業規格(JIS)のJIS P 0138「紙加工仕上寸法」で決められたB列のことです。国際規格ISO 216にもB判がありますが、数字が違います。たとえばISOのB5は176 × 250 mmで、JISのB5より幅が6 mm、長さが7 mm小さくなります。海外の印刷会社やソフトで「B5」を選ぶときは、どちらのB5なのかを寸法で確かめる必要があります。
この記事では、JIS P 0138の本文でB0〜B10の寸法を確認し、cm・インチ・画素数への換算、A判との比較、日本でよく使われる用途をまとめました。
B判サイズ一覧(B0〜B10:mm・cm・インチ)
| 呼び | mm | cm | インチ |
|---|---|---|---|
| B0 | 1,030 × 1,456 | 103 × 145.6 | 40.55 × 57.32 |
| B1 | 728 × 1,030 | 72.8 × 103 | 28.66 × 40.55 |
| B2 | 515 × 728 | 51.5 × 72.8 | 20.28 × 28.66 |
| B3 | 364 × 515 | 36.4 × 51.5 | 14.33 × 20.28 |
| B4 | 257 × 364 | 25.7 × 36.4 | 10.12 × 14.33 |
| B5 | 182 × 257 | 18.2 × 25.7 | 7.17 × 10.12 |
| B6 | 128 × 182 | 12.8 × 18.2 | 5.04 × 7.17 |
| B7 | 91 × 128 | 9.1 × 12.8 | 3.58 × 5.04 |
| B8 | 64 × 91 | 6.4 × 9.1 | 2.52 × 3.58 |
| B9 | 45 × 64 | 4.5 × 6.4 | 1.77 × 2.52 |
| B10 | 32 × 45 | 3.2 × 4.5 | 1.26 × 1.77 |
mmの値はJIS P 0138の表2「JIS-Bシリーズ」のとおりで、cmとインチはそこからの換算です(1インチ=25.4 mm)。表を見ると、B5の長い辺(257 mm)がB4の短い辺になり、B4の長い辺(364 mm)がB3の短い辺になっています。B判もA判と同じく、短い辺と長い辺の比が約1:1.414(1:√2)なので、半分に折っても同じ形のまま小さくなります。B判の面積は、同じ番号のA判の約1.5倍です(B0は約1.5 m²、A0は1 m²)。
JIS P 0138では、注文時に細かい許容差を決めていない場合の寸法の誤差を、次のように決めています。
- 150 mm以下の辺:±1.5 mm
- 150 mmを超え600 mm以下の辺:±2 mm
- 600 mmを超える辺:±3 mm
つまりB5の用紙は、短い辺が180〜184 mm、長い辺が255〜259 mmの範囲なら規格どおりです。定規で測って1〜2 mm違っても、不良品とは限りません。
出典:日本産業標準調査会 JIS検索「JIS P 0138 紙加工仕上寸法」(表2 JIS-Bシリーズ、7.1 寸法許容差、2026年10月20日確認)。
B判の画素数(300 dpi・350 dpi)
| 呼び | 300 dpi(ピクセル) | 350 dpi(ピクセル) |
|---|---|---|
| B0 | 12,165 × 17,197 | 14,193 × 20,063 |
| B1 | 8,598 × 12,165 | 10,031 × 14,193 |
| B2 | 6,083 × 8,598 | 7,096 × 10,031 |
| B3 | 4,299 × 6,083 | 5,016 × 7,096 |
| B4 | 3,035 × 4,299 | 3,541 × 5,016 |
| B5 | 2,150 × 3,035 | 2,508 × 3,541 |
| B6 | 1,512 × 2,150 | 1,764 × 2,508 |
| B7 | 1,075 × 1,512 | 1,254 × 1,764 |
| B8 | 756 × 1,075 | 882 × 1,254 |
画素数は「寸法(mm)÷ 25.4 × dpi」で計算し、小数点以下を四捨五入しています。チラシやポスターのデータを作るときは、仕上がりの画素数に塗り足し(上下左右3 mmずつが一般的)を足した大きさで作ります。B2のポスターを300 dpiで作ると6,083 × 8,598ピクセルになり、B5の約8倍の画素数が必要です。塗り足しについては「塗り足し3mmとは」で説明しています。
よく使うB判のサイズと用途
JIS P 0138は、行政や商取引で使う紙や、ビジネスフォーム・カタログなどの印刷物に適用する規格で、新聞・出版物・ポスターには適用しないと書かれています。それでも本やポスターの多くはB判の寸法で作られていて、ここで紹介する用途は、規格ではなく業界の慣習です。
B5(182 × 257 mm):ノート・週刊誌
B5はA4よりひと回り小さく、A5よりひと回り大きいサイズです。面積はA4の約4分の3で、A4の書類を約86%に縮小コピーするとB5に収まります。
大学ノートの「B5」は、実はJISのB5よりわずかに小さいことが多いです。コクヨのキャンパスノート(ノ-3AN)は、商品仕様のサイズ欄が「B5」、寸法は縦252 × 横179 mmで、商品説明では「セミB5サイズ」と書かれています。JISのB5(182 × 257 mm)と比べると、幅が3 mm、高さが5 mm小さい大きさです。B5のプリントを貼るときは、ノートより紙のほうが少し大きいことになります。
雑誌では、週刊誌や一般雑誌にB5判がよく使われています。
B4(257 × 364 mm):コピー用紙・折込チラシ
B4はB5を2枚並べた大きさで、A4の1.5倍の面積です。A4とA3の間にあたり、A4では入りきらない表や資料を1枚にまとめるときに使われます。
印刷業界では、新聞の折込チラシの定番サイズがB4です。2つ折りにした新聞(約273 × 406 mm)に折らずにそのまま入るためで、B4より大きいB3は半分に折って折り込みます。B4の書類を折らずに郵送するなら、JIS S 5502の角形0号(287 × 382 mm)の封筒が合います。封筒の大きさは「封筒サイズ一覧」にまとめています。
B6(128 × 182 mm):単行本・コミック・手帳
B6はB5の半分で、A5よりひと回り小さく、A6よりひと回り大きいサイズです。本の判型では「B6判」と呼ばれ、単行本や青年コミックに使われます。
単行本でよく見るもうひとつの判型が「四六判」で、寸法は127 × 188 mmです。B6判(128 × 182 mm)と幅はほとんど同じで、高さが6 mm長い縦長の形です。文芸書の単行本は四六判が多く、どちらもJISの規格ではなく出版業界の呼び方です。少年・少女コミックに多い小B6判(約112 × 174 mm)や、新書や漫画の単行本に使われる新書判(約103 × 182 mm)は、B6判より幅の狭い判型です。
B3(364 × 515 mm)とB2(515 × 728 mm):ポスター
B3はB4の2倍、B2はB3の2倍の大きさで、ポスターによく使われるサイズです。B3・B2の寸法に合わせたポスターフレーム(額縁)も市販されているので、ポスターを印刷する前にフレームのサイズをそろえておくと飾りやすくなります。
B2はA4の約6枚分の面積です(B2はA2の1.5倍、A2はA4の4枚分)。A2(420 × 594 mm)よりひと回り大きく、A1(594 × 841 mm)よりは小さい大きさです。A判の大きいサイズは「A2サイズは何cm?」「A1サイズは何cm?」でも説明しています。
出典:コクヨ「キャンパスノート(普通横罫)ノ-3AN」商品情報、有文社「ゆうぶん通信」42号(PDF)、ブクログ「本のサイズ一覧」、アイミツ「折込チラシのサイズ」(いずれも2026年10月20日確認)。
JISのB判とISOのB判の違い
| 呼び | JISのB判(mm) | ISOのB判(mm) | 差(mm) |
|---|---|---|---|
| B0 | 1,030 × 1,456 | 1,000 × 1,414 | 30 × 42 |
| B1 | 728 × 1,030 | 707 × 1,000 | 21 × 30 |
| B2 | 515 × 728 | 500 × 707 | 15 × 21 |
| B3 | 364 × 515 | 353 × 500 | 11 × 15 |
| B4 | 257 × 364 | 250 × 353 | 7 × 11 |
| B5 | 182 × 257 | 176 × 250 | 6 × 7 |
| B6 | 128 × 182 | 125 × 176 | 3 × 6 |
| B7 | 91 × 128 | 88 × 125 | 3 × 3 |
| B8 | 64 × 91 | 62 × 88 | 2 × 3 |
| B9 | 45 × 64 | 44 × 62 | 1 × 2 |
| B10 | 32 × 45 | 31 × 44 | 1 × 1 |
すべての番号で、JISのB判のほうがISOのB判より少し大きく、面積はどれも約6%大きくなっています。差がいちばん目立つのは大きいサイズで、B0では幅が3 cm、長さが4 cm以上違います。
違いの理由は、B判の作り方です。JISのB判は、同じ番号のA判の面積を1.5倍にした大きさで、B0の面積は約1.5 m²です。ISOのB判は、辺の長さを隣り合うA判の中間(幾何平均)にした大きさで、B0の短い辺がちょうど1 m、面積は約1.41 m²です。JIS P 0138はISO 216をもとに作られた規格ですが、序文で「ISOのBシリーズは採用せず、それまでJISで決めていたBシリーズを補助シリーズ(JIS-Bシリーズ)として採用した」という趣旨を明記しています。
実際に困るのは、海外とやり取りするときです。ヨーロッパなどで「B5」と言えば176 × 250 mmのことが多く、日本のB5ノートやB5の印刷物とは数ミリずれます。ソフトやプリンターの用紙設定に「B5(JIS)」「B5(ISO)」のように2種類並んでいるときは、日本の用紙ならJISを選びます。名前だけでは判断できないので、迷ったら182 × 257 mmのように寸法で確認するのが確実です。
出典:日本産業標準調査会 JIS検索「JIS P 0138 紙加工仕上寸法」(序文、4.4 補助シリーズ)、Markus Kuhn「International standard paper sizes」(ケンブリッジ大学)(ISO 216の寸法表、いずれも2026年10月20日確認)。
A判とB判はどっちが大きい?(面積と倍率)
A判とB判を大きい順に並べると、同じ番号どうしではB判のほうが大きく、B判はひとつ上の番号のA判との間に入ります。
- B4(257 × 364 mm)はA4より大きく、A3(297 × 420 mm)より小さい
- B5(182 × 257 mm)はA5より大きく、A4(210 × 297 mm)より小さい
- B6(128 × 182 mm)はA6より大きく、A5(148 × 210 mm)より小さい
たとえば「A3・A4・B3・B4の大きい順」は、B3>A3>B4>A4です。A判それぞれのサイズは「A4サイズは何cm?」「A3サイズは何cm?」「A5サイズは何cm?」「A6サイズは何cm?」で詳しく説明しています。
コピー機で拡大・縮小するときの倍率は次のとおりです。
| 元の用紙 | 仕上がり | 倍率 |
|---|---|---|
| B5 | A4 | 115% |
| A4 | B5 | 86% |
| B4 | A3 | 115% |
| A3 | B4 | 86% |
| A4 | B4 | 122% |
| B4 | A4 | 81% |
| B5 | B4 | 141% |
| B4 | B5 | 70% |
倍率は寸法の比から計算し、用紙からはみ出さないように小数点以下を切り捨てています。B判とA判の間の拡大は115%か122%、縮小は86%か81%、同じB判どうしで番号が1つ違うときは141%と70%(A判どうしと同じ)です。A4のプリントをB5の用紙に収めるなら86%ですが、セミB5のノート(179 × 252 mm)に貼るなら、84%まで縮小するとはみ出しません。
よくある質問
A4とB5はどっちが大きい?
A4(210 × 297 mm)のほうが大きいです。JISのB5(182 × 257 mm)はA4より幅が28 mm、長さが40 mm小さく、面積はA4の約4分の3です。「A4よりひと回り小さいノート」と言えば、たいていB5のことです。
B5は何cm?
18.2 × 25.7 cmです。インチでは約7.17 × 10.12インチ、300 dpiで印刷するなら2,150 × 3,035ピクセルです。ISOのB5は17.6 × 25 cmで、日本で使われるB5とは数字が違います。
B4はA4の何倍?
面積で1.5倍です。B4(257 × 364 mm)はB5の2枚分で、A4(210 × 297 mm)の書類をB4にコピーするときの拡大率は122%です。
B2はA4何枚分?
約6枚分です。B2(515 × 728 mm)の面積は約0.375 m²で、A4(約0.0624 m²)の約6.01倍になります。B2はA2の1.5倍の面積で、A2はA4の4枚分なので、1.5 × 4=6と考えることもできます。
セミB5とB5の違いは?
セミB5は、ノートでよく使われるB5より少し小さいサイズです。コクヨのキャンパスノートでは縦252 × 横179 mmで、JISのB5(182 × 257 mm)より幅3 mm、高さ5 mm小さくなっています。B5のルーズリーフやプリントとは、わずかに大きさが違います。
B6判と四六判の違いは?
B6判は128 × 182 mm、四六判は127 × 188 mmで、幅はほぼ同じですが、四六判のほうが6 mm長い縦長です。どちらも単行本でよく使われる判型で、B6判は青年コミック、四六判は文芸書に多く見られます。どちらも出版業界の呼び方で、JISの規格ではありません。
B判は日本だけの規格?
B判という考え方は国際規格ISO 216にもありますが、日本のB判(JIS B列)はISOとは寸法が違う、日本独自の数字です。日本で売られているノートやコピー用紙、本で「B5」「B4」と書かれていれば、ふつうはJISのB判の寸法です(ノートのセミB5のように少し小さいものもあります)。海外の取引先とやり取りするときは、mmで寸法を書き添えると行き違いを防げます。
出典: B判の寸法と許容差は日本産業規格 JIS P 0138「紙加工仕上寸法」(1998年改正、2022年確認)の本文(日本産業標準調査会のJIS検索で閲覧)、ISOのB判の寸法は国際規格ISO 216の寸法表(ケンブリッジ大学 Markus Kuhn氏の解説ページで確認)に基づきます。インチと画素数は寸法からの計算値です。ノートの寸法はコクヨの商品仕様、本の判型は印刷・出版業界の慣習(有文社の会報、ブクログの解説)、折込チラシのサイズは印刷業界の解説によります(いずれも2026年10月20日確認)。B5・B4・B6・B3・B2の個別の説明は、老喬の中国語記事p/9608・p/9613・p/9475・p/9886をもとに日本向けに書き直しています。
この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc.
