A4の半分のサイズは?二つ折りでA5(14.8 × 21 cm)、4分の1でA6(10.5 × 14.8 cm)|A判のしくみ

更新 2026-10-19 ・ 公開 2026-10-19 | Joe Lin

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A4を半分に折る(二つ折り)とA5(14.8 × 21 cm)、もう一度折るとA6、つまり10.5 × 14.8 cmになります。

A6は毎日目にしているのに、あまり意識されないサイズです。ポストカード、ポケットサイズの手帳、文庫本、グリーティングカードの中紙、チラシやDM、ホテルのカードキーのホルダー、レストランのメニューカードなど、A6のものはたくさんあります。

では、A6は正確にはどのくらいの大きさで、なぜこの比率なのか。A4やA5、A7とはどう換算するのか。老喬が、ISOの紙の規格の数学的なしくみから順にまとめました。

はがきを作るためにA6を調べているなら、先に「はがきのサイズは何cm?」をご覧ください。日本のはがきは100 × 148 mmで、A6より幅が5 mm狭くなっています。A6そのものの用途や選び方は「A6サイズは何cm?」でも詳しく扱っています。

1. A6のサイズ一覧

単位 幅 高さ
センチメートル(cm) 10.5 14.8
ミリメートル(mm) 105 148
インチ(in) 4.13 5.83
ピクセル(300 dpi) 1,240 1,748
ピクセル(150 dpi) 620 874
ピクセル(72 dpi) 298 420
縦横比 1 : 1.414(√2) —

ひとことで言うと、A6は10.5 × 14.8 cmで、A4を2回折った大きさ、A0から数えてISO 216のA判の7番目のサイズです。面積は155.4平方センチメートルで、A5のちょうど半分です。

ISO 216の紙の規格を半分に折っていく図:A0(841 × 1189 mm、面積1平方メートル)からA1、A2、A3、A4、A5と半分に折るたびに番号が増え、A4を2回折ったA6は105 × 148 mm。縦横比はつねに1 : √2 ≈ 1.414

2. A6はどうやって決まった?ISO 216の数学的なしくみ

A判の紙(A0〜A10)の大きさは、適当に決められたものではありません。はっきりした数学のルールがあります。

ISO 216の3つのルール

  • ルール1:A0は1平方メートル。A0の面積はちょうど1平方メートル(841 × 1189 mm)で、A判全体の基準です。
  • ルール2:縦横比は√2 ≈ 1.414で一定。A判の紙は、どれも長辺を短辺で割ると√2になります。
  • ルール3:半分に折ると次の番号。A0を1回折るとA1、もう1回でA2、さらにA3と続きます。
A0 (841×1189) を半分に → A1 (594×841)
A1 を半分に            → A2 (420×594)
A2 を半分に            → A3 (297×420)
A3 を半分に            → A4 (210×297)
A4 を半分に            → A5 (148×210)
A5 を半分に            → A6 (105×148)  ← この記事の主役
A6 を半分に            → A7 (74×105)

なぜ√2の比率なのか

ここがISO 216のいちばんよくできたところで、√2 ≈ 1.414なので、半分に折っても縦横比が変わりません。

たとえば次のとおりです。

  • A4=210 × 297 mm(比率1 : 1.414)
  • A4を半分に折ると、2枚のA5(148 × 210 mm、比率はやはり1 : 1.414)

そのため、A4用に作ったデザインをそのまま縮小すればA5やA6になり、比率が同じなのでレイアウトが崩れません。コピー機でA4をA5に縮小するときの倍率が71%(1 ÷ √2 ≈ 0.707)、A4をA3に拡大するときが141%(√2 ≈ 1.414)なのも同じ理由です。このルールは1922年にドイツの技術者ヴァルター・ポルストマン(Walter Porstmann)が定め、1975年にISOの国際規格になりました。

ISO A判の一覧表

規格 幅 × 高さ(mm) cm 300 dpiのピクセル よくある用途
A0 841 × 1189 84.1 × 118.9 cm — 大型ポスター
A1 594 × 841 59.4 × 84.1 cm — ポスター
A2 420 × 594 42.0 × 59.4 cm — 中型ポスター
A3 297 × 420 29.7 × 42.0 cm 3508 × 4961 小型ポスター、メニュー、コピー機の拡大コピー
A4 210 × 297 21.0 × 29.7 cm 2480 × 3508 書類、コピー用紙
A5 148 × 210 14.8 × 21.0 cm 1748 × 2480 手帳、ノート、小冊子、カード
A6 105 × 148 10.5 × 14.8 cm 1240 × 1748 ポストカード、手帳、文庫本
A7 74 × 105 7.4 × 10.5 cm 874 × 1240 小さなカード、シール
A8 52 × 74 5.2 × 7.4 cm — 名刺に近い小さなカード
A9 37 × 52 3.7 × 5.2 cm — 小さなラベル
A10 26 × 37 2.6 × 3.7 cm — ごく小さなラベル

表のとおり、番号が1つ大きくなるごとに面積は半分になります。300 dpiのピクセル数も同じ関係で、あるサイズの長辺のピクセル数は、ひとつ大きいサイズの短辺のピクセル数と同じです(A5の長辺2480はA4の短辺2480)。A4を半分にしたA5、さらに半分にしたA6という関係は、この表の隣り合う行そのものです。

3. A6のおもな用途:はがき以外にも

A6ははがきと結びつけて考えられがちですが、実際には手帳や文具の場面でこそ多く使われています。

手帳・ノート(A6は国際的な「ポケットサイズ」)

  • ほぼ日手帳のオリジナル:A6が基本サイズ
  • 無印良品のA6ノート:文具店でも定番のサイズ
  • トラベラーズノートのパスポートサイズ:A6より小ぶりのポケットサイズ
  • モレスキンのポケット:A6に近い大きさ(実寸は9 × 14 cmで少し小さい)

A6が好まれるのは、たいていの上着のポケットやズボンの後ろポケット、小さなバッグに入るからです。寸法はブランドや版によって変わることがあるので、買う前に各ブランドの表示で確認してください。

グリーティングカード・招待状

  • 誕生日カードやクリスマスカードの中紙は、A6を半分に折ってA7にしたものが多い
  • A6の紙面には、写真1枚と短い文章がちょうど収まる

小型のDM・チラシ

  • レストランのメニューや展示会のDMの定番サイズ
  • 印刷コストを抑えやすい(A4を4つに切ればA6が4枚とれる)

はがきとA6

日本のはがきは100 × 148 mmが基本で、A6(105 × 148 mm)より幅が5 mm狭いだけです。私製はがきとして認められる大きさは最大15.4 × 10.7 cmなので、A6のカードは大きさの面でははがきとして送れる範囲に入ります。はがきの規格と送るときの条件は「はがきのサイズは何cm?」にまとめています。

ホテルやレストランのカード類

  • テーブルに置く「本日のおすすめ」カード
  • ホテルのカードキーのホルダー

4. A6とほかのサイズの比較

A6がどのくらいの位置にあるかは、数字より図で見たほうがわかりやすいでしょう。

A6と近いサイズを実際の比率で並べた図:A4(21.0 × 29.7 cm)はA6の4枚分、A5は14.8 × 21.0 cm、5×7は12.7 × 17.8 cm、ISOのB6は12.5 × 17.6 cm、4×6(10.2 × 15.2 cm)はA6(10.5 × 14.8 cm)とほぼ同じ大きさ、A7は7.4 × 10.5 cm、名刺は8.5 × 5.5 cm

規格 大きさ(cm) A6と比べると
A4 21.0 × 29.7 面積は4倍(A6が4枚分)
A5 14.8 × 21.0 面積は2倍(A6が2枚分)
A6 10.5 × 14.8 基準
A7 7.4 × 10.5 面積は半分
はがき(日本) 10.0 × 14.8 幅が5 mm狭い
4×6(KG判に相当) 10.16 × 15.24 ほぼ同じ(面積の差は1平方センチメートル未満)
B6(JIS) 12.8 × 18.2 面積は約1.5倍
B6(ISO) 12.5 × 17.6 面積は約1.4倍
5×7(2L判に相当) 12.7 × 17.78 面積は約1.45倍
名刺 8.5 × 5.5(日本で一般的な名刺は9.1 × 5.5) 面積はA6の約3分の1
ポラロイド600 10.8 × 8.8 やや小さく、比率も違う

B判には注意が必要です。日本でB判と言えばJIS規格(JIS P 0138)のB判で、ISOのB判とは数字が違います。日本のノートや手帳で見るB6はJISの12.8 × 18.2 cmで、A6より面積が約1.5倍大きくなります。上の図に描かれているのはISOのB6(12.5 × 17.6 cm)で、こちらはA6の約1.4倍です。

いちばん混同しやすいのはA6と4×6

A6(10.5 × 14.8 cm)と4×6インチ(10.16 × 15.24 cm)は、大きさがほとんど同じで、面積の差は1平方センチメートルもありません。ただし縦横比が違います。

  • A6=1 : √2(≈ 1.414)
  • 4×6=1 : 1.5

A6の枠に4×6の写真を入れると、細いすき間ができたり端が切れたりするのはこのためです。詳しい比較は「4×6写真は何センチ?」をご覧ください。

5. A6を印刷するには何ピクセル必要?300 dpiの対応表

dpi ピクセル数 向いている用途
72 298 × 420 ウェブ表示
150 620 × 874 家庭用インクジェットプリンター
300 1,240 × 1,748 写真店や印刷会社に出すときの標準
600 2,480 × 3,496 必要以上に細かい

A6の印刷は300 dpiの1,240 × 1,748 pxを目安にすれば十分で、600 dpiまで上げても見た目はほとんど変わりません。

スマホの写真でA6に印刷できるかというと、1,240 × 1,748 pxは約217万画素(2.17 MP)です。iPhone 6以降のスマホのカメラは800万画素以上あるので、十分すぎるほどです。

6. A6のものを手に入れる・作るには

入手先 向いているもの
文具店・雑貨店 A6のノート、手帳、カード(完成品)
印刷会社・ネット印刷 A6のオーダー印刷(DM、招待状、小冊子)
写真店・写真プリント 写真ならA6とほぼ同じ大きさのKG判(4×6)を選ぶ
郵便 A6のカードを私製はがきとして送る(重さや表示などの条件も満たす必要あり)

完成品を買うなら文具店、オリジナルを作るなら印刷会社、写真をA6くらいの大きさで出したいならKG判、というように、目的によって行き先が変わります。

7. 関連記事:サイズ早わかり

よくある質問

A4を半分に折るとどのサイズ?

A5(14.8 × 21 cm)です。もう一度半分に折るとA6(10.5 × 14.8 cm)になります。A判は半分に折るたびに番号が1つ増え、縦横比は√2のまま変わりません。

A6ははがきと同じ大きさ?

ほぼ同じですが、同じではありません。日本のはがきは100 × 148 mm、A6は105 × 148 mmで、A6のほうが幅が5 mm広くなります。長さは同じで、A6は私製はがきとして認められる大きさの範囲に入ります。

A6と4×6は同じ大きさ?

大きさはほとんど同じですが、縦横比が違います。A6は10.5 × 14.8 cm(比率1 : √2)、4×6は10.16 × 15.24 cm(比率1 : 1.5)です。面積の差は1平方センチメートル未満です。

A6のノートはどんな人に向いている?

A6は「ポケットサイズ」で、通勤・通学中に使う人や、上着のポケットに入れて持ち歩くメモ帳がほしい人に向いています。A5よりひと回り小さく、スマホより少し大きいくらいです。

A6とB6はどちらが大きい?

B6のほうが大きいです。日本で一般的なJISのB6(12.8 × 18.2 cm)はA6(10.5 × 14.8 cm)の約1.5倍、ISOのB6(12.5 × 17.6 cm)でも約1.4倍の面積があります。日本ではB6は手帳やノートでよく使われます。

A6はA4の何分の1?

4分の1です。A4を1回折るとA5、A5をもう1回折るとA6なので、A6=A4 ÷ 4です。A4 1枚からA6がちょうど4枚とれます。

A6の印刷には何ピクセル必要?

300 dpiなら1,240 × 1,748 px(約217万画素)です。スマホの写真なら十分です。

A6の紙の厚さは?

厚さはサイズとは関係なく、紙の重さ(坪量)で決まります。A6の印刷物によく使われるのは80〜120 g/m²(コピー用紙に近い厚さ)、ポストカードにするなら250〜300 g/m²のカード紙です。サイズと紙の厚さは別の話なので、印刷を頼むときは分けて伝えましょう。

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出典: 中国語版の初公開日は2026年5月12日、最終更新日は2026年10月20日です。手帳・ノートの寸法は各ブランドの表示を優先してください。

この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc. 海外の読者にもわかりやすいよう、表現や説明を調整しています。 内容の基準となるのは繁体字中国語の原文です。完全な内容は中国語の原文をご覧ください。