はがきのサイズは何cm?100×148mm|私製はがきの規格、A6・L判・4×6との違い、ピクセル数

2026-10-18 | Joe Lin

はがきのサイズは100 × 148 mm(10 × 14.8 cm)です。郵便局で売っている通常はがきや年賀はがきは、すべてこの大きさです。日本郵便の内国郵便約款第21条で、通常はがきは「長辺14.8センチメートル、短辺10センチメートル」と決められています。

自分で作る私製はがきは、この大きさぴったりでなくても構いません。長辺14〜15.4 cm、短辺9〜10.7 cm、重さ2〜6 gの範囲に入っていれば、85円ではがきとして送れます。

この記事は、台湾でフォトブース事業に関わり写真やはがきのサイズを調べてきた老喬が、日本のはがきの規格を日本郵便の一次資料で確認し、A6や写真サイズ、台湾や米国のポストカードと比べてまとめたものです。

はがきと写真サイズを同じ縮尺で並べた図:L判89×127mm、はがき100×148mm、A6 105×148mm、KG判102×152mm。

はがきサイズの早見表(mm・cm・インチ・ピクセル)

単位 通常はがきのサイズ
ミリメートル 100 × 148 mm
センチメートル 10 × 14.8 cm
インチ 約3.94 × 5.83インチ
300 dpiの画素数(印刷用) 1,181 × 1,748 px
350 dpiの画素数(写真画質) 1,378 × 2,039 px
塗り足し3 mmを含む大きさ 106 × 154 mm(300 dpiで1,252 × 1,819 px)

デザインデータを作るときは、仕上がりの100 × 148 mmに、四辺それぞれ3 mmの塗り足しを加えた106 × 154 mmで作るのが一般的です。塗り足しの幅は印刷会社によって2〜3 mmと少し違うので、入稿前にその会社のテンプレートで確認してください。

私製はがきの規格(日本郵便の約款)

自分で作ったはがきや、市販のポストカードをはがきとして送るときの条件は、内国郵便約款第22条に書かれています。

条件 通常はがき 往復はがき
長辺 14 cm以上15.4 cm以下 18 cm以上21.4 cm以下(広げた状態)
短辺 9 cm以上10.7 cm以下 14 cm以上15.4 cm以下(広げた状態)
重さ 2 g以上6 g以下 4 g以上12 g以下(往信部・返信部それぞれ2〜6 g)
形 長方形の紙 短辺をそろえて二つ折り
紙質・厚さ 日本郵便の発行するはがきと同等以上 同じ
表面の色 白色または淡色 同じ
表示 表面の上部または左側部の中央に「郵便はがき」またはこれに相当する文字 「郵便往復はがき」
料金 85円 170円

表のとおり、はがきとして扱われるのは「最小14 × 9 cm、最大15.4 × 10.7 cm」の範囲です。この範囲を超えるものは、はがきではなく第一種郵便物(手紙)の扱いになります。日本郵便の案内でも「規格を超えるものは第一種郵便物の扱い」とされています。

出典:日本郵便「はがき」、内国郵便約款(約款)PDF(いずれも2026年10月18日確認)。

はがきとA6・L判・KG判(4×6)の違い

はがきに近い大きさの紙や写真は、どれも数ミリ単位で違います。

規格 サイズ(mm) はがきとの違い はがきとして送れる?
通常はがき 100 × 148 基準 送れる
A6 105 × 148 幅が5 mm広い 大きさは規格内(短辺10.5 cmは10.7 cm以下)
KG判(4×6写真) 102 × 152 幅2 mm・長さ4 mm大きい 大きさは規格内(長辺15.2 cmは15.4 cm以下)
L判 89 × 127 ひと回り小さい 小さすぎる(短辺8.9 cmが最小9 cmに届かない)
2L判 127 × 178 ひと回り大きい はがきにならない(第一種郵便物の扱い)

A6ははがきとよく混同されますが、A6は紙の国際規格で105 × 148 mm、はがきは100 × 148 mmで、A6のほうが5 mm幅が広くなります。長さは同じなので、並べると幅だけが違って見えます。A6のカードを私製はがきとして送ること自体は、大きさの面では問題ありません。

写真をそのままはがきとして送りたい場合、意外な結果になります。日本で一般的なL判(89 × 127 mm)は、短辺も長辺も私製はがきの最小サイズ(9 × 14 cm)に届かないので、はがきとして送れません。逆に、ひと回り大きいKG判(102 × 152 mm、海外でいう4×6)は大きさの範囲に収まります。ただし大きさ以外の条件(重さ2〜6 g、あて名面が白色または淡色、「郵便はがき」に相当する表示など)もすべて満たす必要があり、写真用紙は厚手のものもあるので、送る前に重さを量って確認してください。

2L判(127 × 178 mm)ははがきの最大サイズを超えるので、はがきではなく手紙(第一種郵便物)の扱いになります。幅12.7 cmは定形郵便物の最大幅12 cmも超えるため、料金は定形外郵便物(規格内・50 g以内140円)になります。

縦向き・横向き、どちらでも使える

はがきは縦長でも横長でも使えます。日本郵便が発行するはがきの料額印面(切手にあたる部分)は、縦長に使うときは表面の左上、横長に使うときは右上の位置にあります(内国郵便約款第21条)。私製はがきで切手を貼るときも、縦長なら左上、横長なら右上です。

郵便番号は、縦長でも横長でも、郵便番号枠の中にアラビア数字で、左から右へ横書きで書きます。枠とあて名の間は10 mm以上あけ、黒か青のペンを使うことが約款の別記で定められています。封筒の場合の書き方は「封筒の書き方」で図解しています。

台湾や米国のポストカードとの違い

海外のポストカードは、国ごとに郵便の規定が違います。台湾や米国のポストカードの標準は4×6インチ(約10.2 × 15.2 cm)で、日本の通常はがきより少し大きめです。

国・地域 はがき(ポストカード)の大きさの規定 出典
日本 最小14 × 9 cm、最大15.4 × 10.7 cm(重さ2〜6 g) 日本郵便 内国郵便約款第22条
台湾 最小14 × 9 cm、最大14.8 × 10.5 cm(A6と同じ) 中華郵政
米国 最小5 × 3.5インチ(約12.7 × 8.9 cm)、最大6 × 4.25インチ(約15.2 × 10.8 cm)、厚さ0.016インチ以下 USPS「What Are You Mailing? Domestic」

おもしろいのは、同じ4×6のポストカードでも国によって扱いが変わることです。4×6(10.16 × 15.24 cm)は日本の私製はがきの範囲内で、米国でもはがき料金の範囲内ですが、台湾では長辺15.24 cmが中華郵政の上限14.8 cmを超えるため、台湾国内ではがき料金にならないことがあります。台湾で売られている多くのポストカードやフリーペーパー型の広告カードはA6(10.5 × 14.8 cm)で作られていて、これは台湾の上限にぴったり合わせたサイズです。

台湾の規定について詳しくは、老喬の中国語記事「常見明信片尺寸大小整理」(中国語)で解説しています。

日本から海外へ絵はがきを送る場合は、航空便で全世界あて100円です。あて名は英語などで書き、国名は大文字で書くよう日本郵便が案内しています(日本郵便「あて名の書き方」)。

年賀状のサイズは?

年賀はがき(お年玉付郵便はがき)も通常はがきの一種なので、サイズは同じ100 × 148 mmです。毎年11月ごろに発行されます。インクジェット紙の年賀はがきもありますが、大きさは変わりません。自作の私製はがきで年賀状を送る場合も、上の私製はがきの規格内に収める必要があります。

よくある質問

はがきとA6は同じ大きさ?

違います。はがきは100 × 148 mm、A6は105 × 148 mmで、A6のほうが5 mm幅が広くなります。長さは同じです。

はがきのサイズをピクセルで言うと?

300 dpiで1,181 × 1,748 px、350 dpiで1,378 × 2,039 pxです。塗り足し3 mmを含めると、300 dpiで1,252 × 1,819 pxになります。

L判の写真をはがきとして送れる?

送れません。L判(89 × 127 mm)は私製はがきの最小サイズ(14 × 9 cm)より小さいからです。台紙に貼るなど、規格内の大きさ・重さにしてから送りましょう。

規格より大きいはがきを送るとどうなる?

はがきではなく第一種郵便物(手紙)の扱いになり、料金も手紙の料金になります。たとえば幅12 cm以下・長さ23.5 cm以下・50 g以内なら定形郵便物の110円、それを超えると定形外郵便物の料金です。

往復はがきのサイズは?

日本郵便が発行する往復はがきは、往信部・返信部ともに100 × 148 mmで、広げると148 × 200 mmです。私製の往復はがきは、広げた状態で長辺18〜21.4 cm、短辺14〜15.4 cmと決められています。

海外で買ったポストカードを日本から送れる?

大きさが長辺14〜15.4 cm・短辺9〜10.7 cm、重さ2〜6 gなどの条件を満たせば、国内あてにははがき料金で送れます。4×6(約10.2 × 15.2 cm)のポストカードは大きさの範囲内です。海外あてなら航空便の絵はがきとして全世界100円です。

出典: はがきの規格・料金は日本郵便の内国郵便約款(第21条・第22条)と公式サイト(2026年10月18日確認)に基づきます。台湾のはがき規定は中華郵政、米国は米国郵便公社(USPS)の公開情報です。料金や規定は改定されることがあります。

この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc.