封筒サイズ一覧|長形3号は120×235mmで定形郵便の最大、角形2号・洋形の寸法と入る用紙(JIS S 5502)

2026-10-20 | Joe Lin

いちばんよく使う封筒は、長形3号(120 × 235 mm)と角形2号(240 × 332 mm)です。長形3号はA4を三つ折りにして入れる封筒で、定形郵便物の最大サイズにぴったり収まるため、50 g以内なら110円で送れます。角形2号はA4を折らずに入れる封筒で、幅が12 cmを超えるので定形外郵便物(規格内)になり、50 g以内で140円です。

封筒の大きさの名前は、日本産業規格(JIS)のJIS S 5502「封筒」で決められています。いまのJISには長形・角形・洋形あわせて18のサイズがあり、洋長3号や角形A4号のように、よく売られているのにJISにはないサイズもあります。

この記事では、JIS S 5502の本文と日本郵便の公式情報で寸法と郵便の区分を確認してまとめました。封筒の宛名や切手の位置など、書き方は「封筒の書き方」で説明しています。

封筒サイズを同じ縮尺で並べた図:長形4号90×205mm(定形)、洋形2号114×162mm(定形)、長形3号120×235mm(定形)、角形2号240×332mm(定形外)。赤い点線は定形郵便の最大サイズ120×235mmで、長形3号と同じ大きさ、角形2号はそれを大きく超える。

入れたい紙から選ぶ封筒サイズ早見表

入れたいもの 封筒 サイズ(mm) 郵便の区分
A4を三つ折り 長形3号(長3) 120 × 235 定形
A4を四つ折り 長形40号 90 × 225 定形
A4を折らずに 角形2号(角2) 240 × 332 定形外(規格内)
B5を三つ折り 長形4号(長4) 90 × 205 定形
B5を折らずに 角形3号(角3) 216 × 277 定形外(規格内)
A5を折らずに 角形5号・角形6号 190 × 240・162 × 229 定形外(規格内)
B4を折らずに 角形0号 287 × 382 定形外(規格外)
はがき・カード 洋形2号 114 × 162 定形

迷ったら、A4の書類を折ってよいなら長形3号、折りたくないなら角形2号です。B5なら長形4号(三つ折り)か角形3号(そのまま)になります。定形に入るのは幅12 cm以下・長さ23.5 cm以下の封筒だけで、紙を折らずに入れる角形封筒は角形8号を除いてすべて定形外です。

紙の大きさは、A4が210 × 297 mm、B5が182 × 257 mm、A5が148 × 210 mm、B4が257 × 364 mm(JIS P 0138)です。A4のサイズについては「A4サイズは何cm?」で詳しく説明しています。

出典:日本産業標準調査会 JIS検索「JIS S 5502 封筒」、日本産業標準調査会 JIS検索「JIS P 0138」(2026年10月20日確認)。

JIS S 5502の封筒サイズ一覧

JIS S 5502は、封筒の呼び方を形で3つに分けています。

  • 長形(なががた):幅と長さの比がおおむね1:2以上ある細長い封筒。紙を折って入れる
  • 角形(かくがた):長形より幅が広い封筒。A4やB5などの紙を折らずに入れる
  • 洋形(ようがた):長いほうの辺に封入口(ふた)がある封筒。カードや招待状に使う

寸法は封をした後の大きさで、JISの許容差は±2 mmです。下の表の「入る用紙」は、JISの表に参考として載っている内容物をそのまま書いています。「横三つ折り」は、用紙の長い辺を3等分するように折り目を2本入れる、いちばん普通の三つ折りです。

長形(長3・長4など)

名称(記号) サイズ(mm) 入る用紙と折り方(JISの参考) 郵便の区分
長形2号(N2) 119 × 277 B5縦二つ折り、A4横三つ折り 定形外(規格内)
長形3号(N3) 120 × 235 A4横三つ折り、国際判便せん横三つ折り 定形
長形4号(N4) 90 × 205 B5横三つ折り、色紙判便せん横三つ折り 定形
長形40号(N40) 90 × 225 A4横四つ折り 定形
長形6号(N6) 110 × 220 A4横三つ折り、返信用 定形

ビジネスで使う封筒は、ほとんどが長形3号です。長形6号は長形3号より一回り小さく、同じA4三つ折りが入るので、返信用封筒として長形3号の中に折らずに同封できます。長形2号もA4三つ折りが入りますが、長さが27.7 cmあり定形の上限23.5 cmを超えるので、定形外の料金になります。

角形(角2・角3など)

名称(記号) サイズ(mm) 入る用紙(JISの参考) 郵便の区分
角形0号(K0) 287 × 382 B4 定形外(規格外)
角形2号(K2) 240 × 332 A4 定形外(規格内)
角形20号(K20) 229 × 324 A4 定形外(規格内)
角形3号(K3) 216 × 277 B5、書籍・雑誌 定形外(規格内)
角形4号(K4) 197 × 267 B5 定形外(規格内)
角形5号(K5) 190 × 240 A5、書籍・雑誌 定形外(規格内)
角形6号(K6) 162 × 229 A5 定形外(規格内)
角形7号(K7) 142 × 205 B6、B4縦横四つ折り 定形外(規格内)
角形8号(K8) 119 × 197 給料袋 定形

A4を折らずに入れる封筒はJISに2つあり、一般的なのは角形2号です。角形20号(229 × 324 mm)は角形2号より少し小さく、A4(210 × 297 mm)とのすき間は幅19 mm・長さ27 mmです(角形2号は幅30 mm・長さ35 mm)。書類をクリアファイルごと入れるなど余裕がほしいときは、角形2号のほうが入れやすい大きさです。角形0号は長辺が38.2 cmで規格内の上限34 cmを超えるので、規格外の料金になります。角形8号は給料袋として使われる小さな封筒で、角形の中で唯一の定形です。

洋形(洋2・洋4など)

名称(記号) サイズ(mm) 入る用紙(JISの参考) 郵便の区分
洋形1号(Y1) 120 × 176 カード 定形
洋形2号(Y2) 114 × 162 はがき、A4縦横四つ折り 定形
洋形4号(Y4) 105 × 235 A4横三つ折り 定形
洋形6号(Y6) 98 × 190 B5横三つ折り 定形

洋形は4サイズすべてが定形です。JISの表では洋形は横長に置いた「176 × 120」のような書き方ですが、この記事では長形・角形とそろえて短辺 × 長辺で書いています。はがき(100 × 148 mm)を入れるなら洋形2号がちょうどよい大きさです。はがきの大きさは「はがきのサイズは何cm?」で説明しています。

出典:日本産業標準調査会 JIS検索「JIS S 5502 封筒」(表1 種類及び寸法)、日本郵便「JIS S5502:2010『封筒』に適合する封筒の条件」(いずれも2026年10月20日確認)。

JISにない業界サイズ(洋長3号・長形30号・角形A4号など)

文具店や通販でよく見かけるのに、いまのJIS S 5502にはないサイズもあります。これらはメーカーや販売店が使っている業界の呼び方で、寸法はJISの規定ではなく一般的な表記です。

名称 サイズ(mm) 主な用途 郵便の区分
洋長3号(洋形0号とも) 120 × 235 A4三つ折り(横長に使う) 定形
長形30号 92 × 235 A4四つ折り 定形
長形1号 142 × 332 A4縦二つ折り、B4三つ折り 定形外(規格内)
角形A4号 228 × 312 A4 定形外(規格内)
角形1号 270 × 382 B4 定形外(規格外)
洋形3号 98 × 148 B5十字折り(縦横に二つ折り) 定形
洋形5号 95 × 217 A5縦二つ折り 定形
洋形7号 92 × 165 A5三つ折り 定形

洋長3号は、長形3号と同じ120 × 235 mmで、ふたが長い辺にある封筒です。JIS S 5502では、長形3号でふたを長辺につけたものを「長形3号(横入)」と呼び、記号の頭にYをつけて「YN3」と表示すると決めています。つまり洋長3号は、JISの上では長形3号の横入り仕様にあたります。長形1号・角形1号・洋形3号・洋形5号・洋形7号も、いまのJISにはありませんが、同じ呼び方で販売されています。

出典:日本産業標準調査会 JIS検索「JIS S 5502 封筒」(表1の注)、カウネット「封筒のサイズ・種類一覧」(いずれも2026年10月20日確認)。

定形郵便に入る封筒のサイズ(最大・最小)

定形郵便物の条件は、日本郵便が次のように決めています。

条件 定形郵便物 定形外郵便物(規格内) 定形外郵便物(規格外)
大きさ 長さ14〜23.5 cm、幅9〜12 cmの長方形 長辺34 cm以内、短辺25 cm以内 長辺60 cm以内、長辺+短辺+厚さ90 cm以内
厚さ 1 cmまで 3 cmまで (上の合計に含む)
重さ 50 gまで 1 kgまで 4 kgまで
料金 110円 50 g以内140円から 50 g以内260円から

定形郵便に入る最大の大きさは23.5 × 12 cm、最小は14 × 9 cmです。長形3号(12 × 23.5 cm)は、この最大サイズとまったく同じ大きさです。大きさが範囲内でも、厚さが1 cmを超えたり、重さが50 gを超えたりすると定形外になります。14 × 9 cmより小さいものは、6 × 12 cm以上の丈夫な厚紙か布のあて名札をつければ差し出せます。

JIS S 5502でも、定形と定形外の区別は郵便の規則によるとされていて、定形に当たる封筒には、原則として朱色または金赤色の郵便番号枠を印刷することが決められています(窓付き封筒などで郵便番号を別の位置に書くものや、国内郵便に使わないものは除く)。JISに合った封筒は、最小包装単位ごとに、定形郵便の大きさに当たるものはその旨を表示することになっていて、JISの表示例では「定形郵便用」と書かれています。買うときの目印になります。

出典:日本郵便「手紙(定形・定形外)」、日本産業標準調査会 JIS検索「JIS S 5502 封筒」(いずれも2026年10月20日確認)。

封筒サイズ別の料金(いくらで送れる?)

封筒 区分 料金
長形3号・長形4号・長形40号・洋形2号など 定形郵便物 50 g以内110円
角形2号・角形3号・長形2号など 定形外郵便物(規格内) 50 g以内140円、100 g以内180円、150 g以内270円
角形0号・角形1号 定形外郵便物(規格外) 50 g以内260円、100 g以内290円

同じA4の書類でも、三つ折りにして長形3号で送れば110円、折らずに角形2号で送れば140円からになります。角形2号で何枚も送ると重さで料金が上がるので、量ってから切手を貼りましょう。重さ別の料金表と切手の貼り方は「封筒の書き方」にまとめています。

定形郵便の料金は、2024年10月1日に改定されました。それまでは25 g以下84円、25 g超50 g以下94円の2段階でしたが、重さの区分が1つにまとめられ、50 g以下はすべて110円になりました。定形外(規格内)の50 g以内も120円から140円に上がっています。手元に84円切手が残っている場合は、26円切手を貼り足せば110円になります。

出典:日本郵便「手紙(定形・定形外)」、日本郵便「郵便料金の改定および新料額の普通切手の発行などについて」(2024年6月13日)PDF、同 別紙2(新料額の普通切手)PDF(いずれも2026年10月20日確認)。

長形3号に入れられるA4は何枚まで?(重さと厚さ)

定形郵便の110円で送れるのは50 gまでです。A4用紙の面積は0.0624 m²なので、一般的なコピー用紙(坪量64 g/m²前後)なら1枚約4 gです。長形3号の封筒そのものは数グラムなので、A4三つ折りなら10枚前後で50 gに近づきます。紙が厚いと枚数は減るので、封をしたら必ず量ってください。

厚さは、封をした状態でいちばん厚いところを定規で測ります。1 cmを超えると、大きさと重さが範囲内でも定形外(規格内)の料金になります。クリップや小冊子を入れると厚くなりやすいので注意が必要です。

台湾の封筒サイズとの比較

台湾の郵便(中華郵政)の標準的な封筒の決まりは、日本の定形郵便とよく似ていますが、幅と厚さが違います。

項目 日本(定形郵便物) 台湾(中華郵政の標準封筒)
長さ 14〜23.5 cm 14〜23.5 cm
幅 9〜12 cm 9〜16.5 cm
厚さ 1 cmまで 0.6 cmまで
重さ 50 gまで 50 gまで
その他 長方形 長辺が短辺の1.3倍以上

台湾のほうが幅は広く、厚さは薄く決められています。そのため、幅16.2 cmの封筒は台湾では標準封筒の範囲に入りますが、日本では幅12 cmを超えるので定形外です。逆に厚さ0.8 cmの封筒は、日本では定形でも台湾では標準封筒になりません。

台湾の封筒は国際規格(ISO 269)のC判・DL判で売られていることが多く、寸法を比べると日本のJISサイズと同じものがあります。

台湾でよく使う封筒 サイズ(mm) 同じ大きさの日本の封筒
DL(A4三つ折り) 110 × 220 長形6号
C6(A4を二回折り) 114 × 162 洋形2号
C5(A4二つ折り) 162 × 229 角形6号
C4(A4そのまま) 229 × 324 角形20号

台湾の請求書でいちばん多いDL封筒は、日本の長形6号と同じ大きさです。日本でいちばん多い長形3号(120 × 235 mm)は、台湾の標準封筒の範囲にも収まります。台湾の封筒のサイズと書き方は、老喬の中国語記事「信封寫法」(中国語)で解説しています。

よくある質問

長3と洋長3の違いは?

大きさは同じ120 × 235 mmで、ふた(封入口)の位置が違います。長3(長形3号)は短い辺にふたがあり縦長に使い、洋長3(洋長3号)は長い辺にふたがあり横長に使います。JISでは洋長3号にあたるものを「長形3号(横入)」、記号YN3としています。どちらも定形郵便物で、50 g以内なら110円です。

角2の封筒は定形郵便で送れる?

送れません。角形2号は240 × 332 mmで、定形の最大(23.5 × 12 cm)を超えるので定形外郵便物(規格内)です。料金は50 g以内140円、100 g以内180円、150 g以内270円です。

110円で送れる封筒のサイズは?

長さ14〜23.5 cm、幅9〜12 cm、厚さ1 cmまで、重さ50 gまでなら110円です。長形3号、長形4号、長形40号、長形6号、洋形1号・2号・4号・6号、角形8号が当てはまります。

84円で送れる封筒はある?

いまはありません。84円は2024年9月30日までの、25 g以下の定形郵便物の料金です。2024年10月1日から25 g以下も50 g以下も110円になりました。手元に84円切手が残っている場合は、差額の26円分の切手を貼り足せば使えます。日本郵便は2024年9月に26円切手を発行しています。

A4が入る封筒のサイズは?

折らずに入れるなら角形2号(240 × 332 mm)か角形20号(229 × 324 mm)、三つ折りなら長形3号(120 × 235 mm)、四つ折りなら長形40号(90 × 225 mm)です。定形郵便で安く送りたいなら、三つ折りにして長形3号に入れます。

封筒の厚さ1 cmはどう測る?

封をした状態で、いちばん厚い部分を定規で測ります。1 cmを超えると定形外郵便物(規格内)になり、規格内は厚さ3 cmまでです。迷うときは郵便局の窓口で料金を確認できます。

「定形」と「定型」どちらが正しい?

日本郵便の正式な表記は「定形郵便物」「定形外郵便物」で、「形」の字を使います。「定型封筒」と書かれることもありますが、意味は同じです。

出典: 封筒の呼称・寸法・入る用紙は日本産業規格 JIS S 5502「封筒」(2014年改正、2024年確認)の本文(日本産業標準調査会のJIS検索で閲覧)、定形郵便物・定形外郵便物の大きさと料金は日本郵便公式サイト、2024年10月の料金改定は日本郵便の報道発表(2024年6月13日)に基づきます(2026年10月20日確認)。JISにない封筒サイズは文具通販などで使われている業界の呼び方です。台湾の封筒の決まりは中華郵政の信封規格をもとにした中国語記事p/9517によります。

この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc.