写真サイズ一覧|L判は89×127mm、2L判・KG判・ハイビジョン・六切・四切の大きさ、比率、画素数

2026-10-20 | Joe Lin

L判の写真サイズは89 × 127 mm(8.9 × 12.7 cm、約3.5 × 5インチ)です。日本の写真店やコンビニでふつうに写真をプリントすると、このL判になります。ひと回り大きい2L判は127 × 178 mmで、面積はL判のちょうど2倍です。

L判や2L判という名前は、JIS(日本産業規格)のような公的な規格ではなく、写真業界で使われている呼び名です。それでも主要なサービスの寸法はほぼそろっていて、カメラのキタムラ、富士フイルム、しまうまプリントの公式サイトでは、L判・KG判・2L判・六切・四切の寸法がすべて同じです。ただしワイド四切のように、店によって十数ミリ違うサイズもあります。

この記事では、日本の写真店とネットプリントが公開しているサイズ表を確認し、注文するときに実際に選ぶ名前ごとにまとめました。A判・B判やインチ表記の写真サイズとの対応は「紙・写真サイズ一覧表」、台湾で標準の4×6との違いは「4×6写真は何センチ?」、写真をはがきとして送れるかどうかは「はがきのサイズは何cm?」で、それぞれ詳しく説明しています。

写真サイズを同じ縮尺で並べた図:L判89×127mm、KG判102×152mm、2L判127×178mm、六切203×254mm。

写真サイズ一覧(日本で選ぶ名前の早見表)

名前 mm cm インチ(約) 縦横比(長辺÷短辺) 主な使い方
L判 89 × 127 8.9 × 12.7 3.5 × 5 1.43 いちばん標準のプリント。アルバムや写真立て
DSC判 89 × 119 8.9 × 11.9 3.5 × 4.7 1.34(ほぼ4:3) 4:3のスマホ・デジカメ写真を切らずに
ハイビジョン(HV) 89 × 158 8.9 × 15.8 3.5 × 6.2 1.78(ほぼ16:9) 16:9の写真、横長の風景
KG判 102 × 152 10.2 × 15.2 4 × 6 1.49 はがきに近い大きさ。海外の4×6と同じ
2L判 127 × 178 12.7 × 17.8 5 × 7 1.40 L判の2倍の面積。部屋に飾る写真
六切 203 × 254 20.3 × 25.4 8 × 10 1.25 額に入れる記念写真
ワイド六切 203 × 305 20.3 × 30.5 8 × 12 1.50 横長の写真を大きく
A4 210 × 297 21.0 × 29.7 8.3 × 11.7 1.41 書類と同じ大きさで
四切 254 × 305 25.4 × 30.5 10 × 12 1.20 大きく飾る写真
ワイド四切 254 × 365 25.4 × 36.5 10 × 14.4 1.44 四切の横長版(寸法は店で違う)
半切 356 × 432 35.6 × 43.2 14 × 17 1.21 展示用の大伸ばし
全紙 457 × 560 45.7 × 56.0 18 × 22 1.23 展示用の大伸ばし

表の縦横比を見ると、L判から2L判までの小さいサイズは1.34〜1.78の横長で、スマホの写真に近い形です。一方、六切・四切・半切・全紙は1.20〜1.25と正方形に近く、スマホの写真をそのまま大きくすると長辺側がかなり切れます。横長のまま大きくしたいときは、ワイド六切やワイド四切を選びます。KG判はキタムラや富士フイルムのサイズ表で「KG(はがき)」と表示されるほどはがきに近い大きさですが、はがき(100 × 148 mm)とまったく同じではありません。

出典:カメラのキタムラ「かんたん写真プリント 価格・サイズ」、カメラのキタムラ「大伸ばしプリント」、富士フイルム公式ストア「スマホ・デジカメプリント」、しまうまプリント「写真のサイズ・仕様」(いずれも2026年10月20日確認)。インチと縦横比は寸法からの計算です。

300dpiで何ピクセル必要?(サイズ別の画素数)

写真店の推奨画素数は、印刷の目安とされる300dpi前後で決められています。計算式は「mm ÷ 25.4 × 300」です。たとえばL判は、89 ÷ 25.4 × 300 ≒ 1,051、127 ÷ 25.4 × 300 = 1,500で、1,051 × 1,500 pxになります。

名前 300dpiの画素数 画素数(約) キタムラの推奨画素数
L判 1,051 × 1,500 px 158万画素 1,074 × 1,524 px
DSC判 1,051 × 1,406 px 148万画素 1,074 × 1,430 px
ハイビジョン 1,051 × 1,866 px 196万画素 1,086 × 1,902 px
KG判 1,205 × 1,795 px 216万画素 1,228 × 1,818 px
2L判 1,500 × 2,102 px 315万画素 1,536 × 2,138 px
六切 2,398 × 3,000 px 719万画素 2,434 × 3,036 px
ワイド六切 2,398 × 3,602 px 864万画素 2,434 × 3,638 px
A4 2,480 × 3,508 px 870万画素 2,516 × 3,544 px
四切 3,000 × 3,602 px 1,081万画素 3,000 × 3,602 px
ワイド四切 3,000 × 4,311 px 1,293万画素 3,000 × 4,311 px
半切 4,205 × 5,102 px 2,145万画素 3,560 × 4,320 px
全紙 5,398 × 6,614 px 3,570万画素 4,570 × 5,600 px

キタムラの推奨画素数は、L判からA4までは300dpiよりわずかに多め(L判の1,074 pxは約306dpi)、四切とワイド四切はちょうど300dpi、半切と全紙は約254dpi(1 mmあたり10 px)と少なめです。大きいプリントは離れて見るので、300dpiに届かなくても実用上は問題ないという考え方です。1,200万画素(4,032 × 3,024 px)の写真なら、4:3のまま四切(3,000 × 3,602 px)まではほぼ300dpiで足ります。

出典:カメラのキタムラ「かんたん写真プリント 価格・サイズ」、カメラのキタムラ「大伸ばしプリント」(2026年10月20日確認)。300dpiの画素数は寸法からの計算で、小数点以下を四捨五入しています。

スマホの写真をL判にすると何mm切れる?

スマホの写真は4:3(縦横比1.33)か16:9(1.78)が多く、L判の1.43とは形が合いません。そのため、フチなしでL判いっぱいにプリントすると、写真の一部が切れます。

4:3の写真をL判にする場合、写真の長辺をL判の長辺127 mmに合わせると、短辺は127 × 3 ÷ 4 = 95.25 mmになります。L判の短辺は89 mmなので、95.25 − 89 = 6.25 mmがはみ出し、横向きの写真なら上下が約3 mmずつ切れます。写真の短辺の約6.6%です。

16:9の写真では、短辺を89 mmに合わせると長辺は89 × 16 ÷ 9 ≒ 158.2 mmです。158.2 − 127 = 31.2 mmがはみ出し、左右が約15.6 mmずつ、長辺の約20%が切れます。一眼レフやミラーレスに多い3:2の写真なら、89 × 3 ÷ 2 = 133.5 mmで、切れるのは6.5 mm(約4.9%)です。

写真の比率 L判 DSC判 ハイビジョン KG判 2L判
4:3(スマホに多い) 短辺方向に6.25 mm(6.6%) ほぼ切れない(0.25 mm) 短辺方向に29.5 mm(24.9%) 短辺方向に12 mm(10.5%) 短辺方向に6.5 mm(4.9%)
16:9 長辺方向に31.2 mm(19.7%) 長辺方向に39.2 mm(24.8%) ほぼ切れない(0.2 mm) 長辺方向に29.3 mm(16.2%) 長辺方向に47.8 mm(21.2%)
3:2(一眼レフなど) 長辺方向に6.5 mm(4.9%) 長辺方向に14.5 mm(10.9%) 短辺方向に16.3 mm(15.5%) 長辺方向に1 mm(0.7%) 長辺方向に12.5 mm(6.6%)

表のとおり、写真の比率に合ったサイズを選べばほとんど切れません。4:3ならDSC判、16:9ならハイビジョン、3:2ならKG判がほぼぴったりです。L判は4:3と3:2の中間の形なので、どちらの写真でも数ミリずつ切れます。しまうまプリントも「Lサイズの印画紙比率1.42に近いほど、ほぼカットされずにプリントできます」と案内しています。

なお、比率が合っていても、プリントは画像より周囲が少し切れるのが一般的です。富士フイルムのセブン‐イレブン向けマルチコピーの案内にも、画像イメージより周囲を少しカットしてプリントされると書かれています。端ぎりぎりに文字や顔がある写真は、少し内側に寄せておくと安心です。

出典:しまうまプリント「写真のサイズ・仕様」、富士フイルムビジネスイノベーション「写真プリント(マルチコピー)」(2026年10月20日確認)。切れる幅は各サイズの寸法からの計算です。

店によって寸法が違うサイズ

名前 キタムラ 富士フイルム しまうまプリント キヤノン(プリンターソフト)
四切 254 × 305 254 × 305 254 × 305 254 × 304.8(10 × 12インチ)
ワイド四切 254 × 365 254 × 366(スマホ・デジカメプリント)、254 × 381(プレミアムプリント) 254 × 365 254 × 381(10 × 15インチ)
全紙 457 × 560 457 × 560(プレミアムプリント) 取り扱いなし 457.2 × 558.8(18 × 22インチ)

単位はすべてmmです。多くのサイズはインチが元になっていて、L判の89 mmは3.5インチ(88.9 mm)、四切の305 mmは12インチ(304.8 mm)を丸めた数字です。こうした1〜2 mm程度の違いは丸め方の差で、実用上は同じサイズと考えて大丈夫です。

注意したいのはワイド四切です。キタムラとしまうまプリントは254 × 365 mm(縦横比1.44)、キヤノンと富士フイルムのプレミアムプリントは254 × 381 mm(10 × 15インチ、縦横比1.50)で、長辺が16 mm違います。同じ富士フイルムでも、スマホ・デジカメプリントは254 × 366 mmです。ワイド四切用の額を先に買う場合は、プリントを注文する店の寸法と合っているか確認してください。

古い名前にも注意が必要です。富士フイルムのプレミアムプリントでは89 × 127 mmを「手札」、127 × 178 mmを「キャビネ」と表示していますが、キヤノンの用語集ではキャビネ判を120 × 165 mmとしています。名前だけで注文せず、mmで確認するのが確実です。表記も店によって「六切」「6切」「六ツ切り」、「ワイド四切」「W4切」「四切ワイド」と揺れますが、指しているサイズは同じです。

出典:カメラのキタムラ「大伸ばしプリント」、富士フイルム公式ストア「スマホ・デジカメプリント」、富士フイルム公式ストア「プレミアムプリント」、しまうまプリント「写真のサイズ・仕様」、キヤノン「Easy-PhotoPrint Editor 用紙サイズ」、キヤノン「印画紙サイズ」用語集(いずれも2026年10月20日確認)。

額縁・フォトフレームのサイズの呼び方

写真を飾るときに混乱しやすいのが、額縁の名前です。写真のプリントと絵を入れるデッサン額では、同じ「四切」「半切」でも大きさがまったく違います。

名前 写真プリントの寸法 デッサン額の内寸
八切 165 × 216(6.5 × 8.5インチ) 242 × 303
四切 254 × 305 348 × 424
半切 356 × 432 424 × 545

単位はmmです。デッサン額の四切(348 × 424 mm)は、写真の四切(254 × 305 mm)より短辺が94 mm、長辺が119 mm大きく、写真の四切をそのまま入れるとすき間だらけになります。写真の四切を飾るなら「写真用」「写真四切」と書かれた額か、マット(台紙)で大きさを調整する額を選びます。デッサン額にはほかに太子(288 × 379 mm)や大衣(394 × 509 mm)といった写真にはない名前もあります。

小さい写真立て(フォトフレーム)は写真の名前で売られていて、世界堂のサイズ表ではL判用の内寸が90 × 128 mmと、L判(89 × 127 mm)より1 mmずつ大きく作られています。額縁はどれも、外枠ではなく内寸で選ぶのが基本です。

出典:世界堂「額縁のサイズ一覧と選び方・測り方」、キヤノン「印画紙サイズ」用語集(2026年10月20日確認)。額縁の寸法はメーカーによって1 mm前後違うことがあります。

どのサイズを選べばいい?用途別の目安

  • アルバムに入れる、手元に残す:L判。日本のアルバムや写真立ての多くはL判が基準です。
  • スマホの写真を切らずにプリントしたい:4:3の写真はDSC判、16:9の写真はハイビジョン。
  • はがきに近い大きさにしたい、海外の4×6と同じにしたい:KG判。はがきとして郵送できる条件は「はがきのサイズは何cm?」で確認できます。
  • 部屋に飾る:2L判か六切。六切は正方形に近いので、スマホ写真は切れる部分が増えます。
  • 写真展などで大きく見せる:四切、ワイド四切、半切、全紙。ワイド四切は店ごとに寸法を確認します。
  • コンビニでプリントする:セブン‐イレブンのマルチコピー機の写真プリントはL判と2L判の2種類です。

フォトブースのプリントやチェキはこの一覧とは別の規格で、機械やフィルムで大きさが決まっています。チェキは「チェキのサイズは?」、韓国式フォトブースの写真は「フォトブースの写真サイズ」で紹介しています。

よくある質問

L判は何と同じ大きさ?

3.5 × 5インチ(88.9 × 127 mm)とほぼ同じで、海外の「3R」にあたります。はがき(100 × 148 mm)やA6(105 × 148 mm)よりひと回り小さいサイズです。富士フイルムのプレミアムプリントでは、同じ89 × 127 mmを「手札」と呼んでいます。

2L判はL判の何倍?

面積はちょうど2倍です。2L判は127 × 178 = 22,606 mm²、L判は89 × 127 = 11,303 mm²で、22,606 ÷ 11,303 = 2になります。辺の長さで見ると、短辺は127 ÷ 89 ≒ 1.43倍、長辺は178 ÷ 127 ≒ 1.40倍です。

L判のブロマイドのサイズは?

L判のブロマイドなら、写真と同じ89 × 127 mmです。L判用のスリーブや写真立てにそのまま入ります。2L判のブロマイドなら127 × 178 mmです。

KG判とはがきは同じ大きさ?

違います。KG判は102 × 152 mm、はがきは100 × 148 mmで、KG判のほうが幅2 mm・長さ4 mm大きくなります。KG判の写真をはがきとして送れるかどうかは、大きさのほか重さなどの条件もあるので「はがきのサイズは何cm?」で確認してください。

スマホの写真にいちばん合うサイズは?

4:3で撮った写真ならDSC判(89 × 119 mm)、16:9ならハイビジョン(89 × 158 mm)です。標準のL判にすると、4:3の写真は短辺方向に6.25 mm、16:9の写真は長辺方向に約31 mm切れます。

六切とA4はどちらが大きい?

A4のほうが大きいです。六切は203 × 254 = 51,562 mm²、A4は210 × 297 = 62,370 mm²で、A4は六切の約1.2倍です。六切は縦横比1.25と正方形に近く、A4は1.41と細長い形です。

L判をピクセルで言うと?

300dpiで1,051 × 1,500 px(約158万画素)です。キタムラは1,074 × 1,524 px以上を推奨しています。

出典: 各サイズの寸法は、カメラのキタムラ、富士フイルム、しまうまプリントの公式サイトにあるプリントサイズ表とキヤノンのプリンターソフトの用紙サイズ表(いずれも2026年10月20日確認)に基づきます。写真のサイズはJISなどの公的な規格ではなく業界で使われている寸法で、店によって数ミリ違うことがあります。300dpiの画素数と切れる幅は、その寸法から計算した値です。額縁のサイズは画材店の世界堂が公開しているサイズ表によります。

この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc.