Photo MEはどこの証明写真機?ME Group Japanの1963年からPhotomaton EVOまでの歩み、撮り方・サイズ・i-keepの画像データ

更新 2026-10-12 ・ 公開 2026-10-12 | Joe Lin

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日本の駅、スーパー、ドラッグストアの入口にある、白い機体の上部に赤字で「証明写真」と書かれた機械。その多くはME Group Japan株式会社の「Photo ME」です。同社は1963年に「日本オート・フォート」として日本で設立され、公式サイトでは証明写真機を「日本に初めて導入したパイオニア」と説明しています。2022年に現在の社名へ変更し、英国の上場企業ME Group Internationalの100%子会社となっています。当サイトが2026年9月25日に公式の設置場所検索から1件ずつ整理した設置場所は13,085か所。公式発表では全国約14,000か所です。

他社との主な違いは3つあります。画像データサービスのi-keepはアプリ不要で、保存期間は6か月。旧型機は現金のみ、新機種Photomaton EVOはキャッシュレス決済のみ。そして、公式サイトに掲載された3種類のプリントモードには、いずれも美肌効果が含まれています。最後の点は、台湾のパスポート写真を撮る人にとって特に重要です。駐日代表処は純白の背景を求め、美肌モードや画像加工を禁止しています。

2024年2月、名古屋市北区の店舗の壁際に設置されたPhoto MEの証明写真機。白い機体にオレンジがかった赤いカーテンがあり、上部には赤字で「証明写真」と書かれている。側面のパネルには肌美人スーパー1100円、スタンダード1000円と表示され、広告の人物写真にはぼかし処理が施されている。右側には飲料の自動販売機がある。

2024年2月、名古屋市北区のPhoto ME証明写真機。写真取出し口の上に貼られた問い合わせ先のシールにはME Group Japanと記載されており、パネルに「2 Languages Available」とある旧型機です。パネル上の広告の人物写真は当サイトでぼかし処理を施しました。撮影:円周率3パーセント、CC BY-SA 4.0、元画像。

近くにある、必要な機能を備えた機械を探すには、当サイトの日本の証明写真機設置場所検索を利用してください。3社をまとめて比較する入門編は日本の証明写真機総覧にあります。本記事では、Photo MEというブランドの成り立ちと使い方を取り上げます。

Photo MEは証明写真機。プリクラとは別のもの

まず、2種類の機械を区別しておきましょう。Photo MEは証明写真機です。履歴書、パスポート、在留カード、マイナンバーカードに使う証明写真を撮るもので、駅、スーパー、ドラッグストアの近くなどに置かれ、1人で中に入り、座って撮影します。ゲームセンターなどで複数人が一緒に入り、撮影後に絵や文字を加えられる機械はプリクラです。利用者も設置場所も楽しみ方も異なります。

ME Group Japanは、その両方を手がけています。公式サイトのアミューズメント機部門には、オリジナルのプリントシール機「TOMATO」と、おなまえシール機「Names」が掲載されています。TOMATOは公式に「業界初!全身撮影」をうたい、QRコード決済に対応し、画面表示は日本語・英語・韓国語・中国語をサポートしています。Namesは、その場で撮った写真やスマートフォン内の写真を使って防水シールを作る機械で、イオンなどの売り場の文具・玩具コーナーに設置されています。日本のプリクラ市場の歴史は日本のプリクラ30年史で別途まとめています。本記事の対象は証明写真機です。

会社の歩み:1963年の日本オート・フォートから2026年のPhotomaton EVOまで

ME Group Japanが説明するグループの歴史は、1946年の米国ロサンゼルスのオート・フォート社に始まり、1952年には英国でPhoto-Meが設立されています。日本法人は1963年6月に設立された日本オート・フォート株式会社で、旧公式サイトではこの年を「日本における証明写真機誕生」と記しています。以下は、公式資料から整理した主な年表です。

時期 出来事 出典
1963年6月 日本オート・フォート株式会社を設立。公式には証明写真機を日本に導入した先駆者と説明 会社概要、ME Group Japanの強み
1981年 JRなどの駅に、パスポート写真を撮れる新型機を設置(同社の説明) 旧公式サイト「日本オート・フォート社の歩み」(ウェブアーカイブ)
2020年11月 プラザクリエイトとの提携を発表。プラザ側が証明写真機事業を子会社フォトプラザに分離し、その全株式を日本オート・フォートへ譲渡。発表では、プラザ側が1,600台、日本オート・フォートが日本国内に7,000台を保有と記載(各社の説明) プラザとの共同発表
2021年3月15日 フォトプラザを吸収合併 国税庁法人番号公表サイト
2022年11月25日 ME Group Japan株式会社へ社名変更 同上
2023年9月30日 富士フイルムの子会社2社から証明写真機事業を取得。取引完了時は3,548台、2024年3月末に3,611台で確定 ロンドン証券取引所の買収完了発表
2023年11月以降 プレスリリースの会社紹介が「全国約14,000カ所」に変更 ME Group Japanのプレスリリース(2023-11-08)
2025年10月1日 加賀デバイスのシール機事業を取得。セルフサービスのシール自動販売機439台、取得額7,000万円。取得対象は事業と資産のみ ME Group 2025年年次報告書
2026年5月20日 Photomaton EVOが日本で稼働を開始。新宿・歌舞伎町のセレクトショップTHE FOUR-EYEDに設置され、JOY PHOTOも同時に提供開始 ME Group Japanのプレスリリース(2026-05-20)

この年表の軸は、他社の機械を取り込みながら規模を拡大してきたことです。1963年に出発し、2021年にはプラザ側の事業を統合、2023年には富士フイルムの機械を取得しました。2022年には、日本オート・フォートという社名を、英国の親会社に合わせたME Group Japanへ変更しています。2025年に取得したのは証明写真機ではなくシール機です。2026年のEVOは、親会社の新世代機が日本に導入されたものです。撮影用の機械に加え、ME Group Japanは2021年から日本で生搾りオレンジジュース自動販売機「Feed ME Orange」も運営しています。2021年の公式プレスリリースでは1杯500円とされていました。

登記は東京、本社は埼玉

ME Group Japanの住所を調べると、2つの所在地が出てきます。どちらも公式情報ですが、用途が異なります。

  • 国税庁の法人登記では、本店は東京都港区南麻布3-20-1です。2023年11月22日に移転しており、法律上の会社所在地に当たります。
  • 公式サイトの「会社概要」では、本社は埼玉県さいたま市南区内谷4-10-6です。公式サイトの各ページのフッターもこの住所になっています。2007年の旧公式サイトに記載された「浦和本社」も同じ場所で、実際の事業運営の拠点です。

公式サイトには、このほか大阪支店、福岡支店、名古屋営業所、広島営業所が掲載されています。資本金は6,400万円で、保守については「業界随一の650名のサービスエンジニア」が担当すると説明しています。これは同社の説明であり、第三者による検証は行っていません。

親会社は英国のME Group

ME Group Japanの親会社は、ロンドン市場に上場するME Group International plcです。旧社名はPhoto-Me Internationalで、フランスの街角にあるPhotomatonも同グループのブランドです。グループの年次報告書では日本単独の数値は公表されず、アジア太平洋地域に含まれています。親会社の売上高、利益、各国のフォトブース台数、2025年の売却の試みについては、欧米のフォトブース大手ME Groupの企業分析にまとめています。

規模:当サイトの集計は13,085か所、公式発表は約14,000か所

Photo MEの規模を示す数字は、2つに分けて見る必要があります。当サイトが2026年9月25日に公式の設置場所検索から1件ずつ整理したのは、13,085か所の設置場所です。同じ名称・住所・座標のものは1か所として数えています。一方、公式発表では、2023年11月以降のプレスリリースの会社紹介に「全国約14,000カ所」、公式サイトの各ページには「1万ヵ所以上」と記載されています。集計の基準が異なるため、本記事では両方を併記し、差し引きはしません。

項目 当サイトの2026-09-25集計
設置場所の総数 13,085か所
機械からマイナンバーカードを直接申請できる 7,166か所
画像データを取得できる(i-keep) 7,889か所
美肌機能の表示がある 12,968か所

つまり、全国のPhoto MEの設置場所のうち、半数を少し上回る場所で機械からマイナンバーカードを直接申請でき、約6割で画像データを取得できます。この2つの機能を使いたい場合は、必ず事前に調べてください。機械を見つけたからといって、そのまま撮影してよいわけではありません。これらの機能項目はME公式の設置場所検索の絞り込み項目です。他社とは定義が異なるため、ブランド間の単純比較には適しません。

Photo MEは47都道府県すべてに設置されています。当サイトの都道府県別集計では、東京都の1,345か所が最多で、次いで埼玉県834か所、神奈川県826か所、大阪府784か所、千葉県766か所、北海道571か所です。各都道府県の全リストと地図は、東京都の証明写真機検索などの都道府県別ページにあります。全国総覧から都道府県を選んでください。

他社との違い

i-keepの画像データ:アプリ不要、保存期間は6か月

i-keepは、Photo MEの写真画像データをダウンロードするサービスです。公式サイトの説明とダウンロードサイトの画面表示から、主な点を整理しました。確認日は2026年9月25日です。

  • i-keepを使えるのは対応機のみです。公式サイトでは各機能について「証明写真機ごとに、ご提供するサービスが異なります」と注記しています。
  • i-keepはアプリ不要です。スマートフォンやパソコンでウェブページを開けばダウンロードできます。
  • i-keepの画像データの保存期間は6か月です。
  • i-keepの元データは1500×1125ピクセルです。
  • i-keepは有料サービスです。公式には「有料」とだけ記載され、金額は公表されていません。

同じ画像データの取得でも、DNPのKi-Re-iは別の方式を採用しています。以下の表には、両社の公式情報で確認できた事実だけを載せています。

項目 Photo ME(i-keep) DNP Ki-Re-i(Withスマホ)
アプリは必要か 不要 無料アプリ「Ki-Re-i Photo」のインストールが必要
データの取得方法 ダウンロードサイトで、写真に印刷された管理コードを入力 QRコードを読み取り、8桁のダウンロードパスワードを入力
保存期間またはダウンロード期限 保存期間6か月 撮影後7日以内にアプリへダウンロードする必要がある
元データのサイズ 1500×1125ピクセル 1024×768ピクセル

主な違いは、期限と使用するツールです。i-keepはブラウザーを使い、半年以内なら後からダウンロードできます。Ki-Re-iは事前にアプリを入れ、1週間以内に保存する必要がありますが、アプリ内で用途に合わせてサイズを再調整できます。DNPの情報は、DNP Withスマホ公式ページに基づいています。

支払い:旧型機は現金、EVOはキャッシュレス専用

公式の機械仕様ページには、対照的な2種類の仕様が記載されています。確認日は2026年9月25日です。

  • 公式サイトで最新の証明写真機とされるND71は、仕様に10円、50円、100円、500円硬貨と1,000円札のみが記載されています。
  • 2026年5月に稼働を開始したPhotomaton EVOは、「キャッシュレス決済のみ(現金決済非対応)」と記載されています。キャッシュレス専用ですが、対応する決済手段は公式サイトに書かれていません。

ネット上には「Photo MEはどの機械でもSuicaやPayPayが使える」という情報があります。しかし、公式の設置場所検索には支払い方法の絞り込み項目がなく、公式資料でもその説明は確認できませんでした。百円硬貨を数枚と千円札を1枚持っていくほうが確実です。

3種類のプリントモードすべてに美肌効果

公式サイトに掲載されているPhoto MEのプリントモードは3種類です。

モード 公式に記載された効果
スタンダード 美肌効果+美白効果
肌美人スーパー 美肌効果+美白または日焼け効果
肌美人プレミアム 美肌効果+美白または日焼け効果+背景色の選択

3種類とも美肌効果が明記されており、違いは美白・日焼けを選べるか、背景色を変更できるかです。公式サイトによると、肌美人プレミアムの背景は9色から選べます。説明には「履歴書や公的証明書用写真で使用されることの多い青い背景以外にも」とあります。美肌効果については、肌の質感を残しつつ、肌荒れやシミを滑らかで透明感のある状態に整え、証明写真本来の用途には影響しないと説明しています。ただし、台湾のパスポート写真では、まさにこの点に注意が必要です。後ほど詳しく取り上げます。

Photomaton EVOとJOY PHOTO

Photomaton EVOはME Groupの新世代機で、2026年5月20日に日本で稼働を開始しました。公式サイトとプレスリリースによると、特徴は次のとおりです。

  • EVOの外装はデザイナーのフィリップ・スタルク(Philippe Starck)が手がけています。外側に43インチのスクリーンがあり、平均約9秒で1枚をプリントします。
  • EVOはキャッシュレス決済専用で、現金には対応していません。
  • EVO限定のアミューズメント撮影メニュー「JOY PHOTO」があります。「4ポーズ・スプリット」と「4ポーズ・クラシック」は異なる4つのポーズを撮影し、「16カット」は同じ写真を16コマに配置してプリント、「ポートレイト」は気に入った1枚を全面にプリントします。
  • 公式サイトとプレスリリースのEVO画像には、いずれも「画像は海外仕様」と注記されています。日本の機械の実際の外観は、現地で確認してください。

2026年6月30日のプレスリリースには、次の設置予定場所として、小田急祖師ヶ谷大蔵駅、ヨドバシAkiba、ヨドバシ池袋、ヨドバシ川崎ルフロンが挙げられています。EVOとJOY PHOTOの料金は、公式には公表されていません。

使い方:Photo MEで撮影する手順

公式サイトには、Photo MEの操作を順番に説明するページもFAQページもありません。以下は、公式サイトの機能説明、コラム、J-LIS(地方公共団体情報システム機構)の公開資料を組み合わせて整理した手順です。現地では、必ず機械の画面表示に従ってください。

  1. 出かける前に機械を検索します。画像データが必要なら「画像データダウンロード」、マイナンバーカードを申請するなら「マイナンバー直接申請」にチェックを入れます。当サイトの日本の証明写真機検索、または公式のマシン設置場所検索を利用できます。
  2. 機械に入ったら、プリントモード(スタンダード、肌美人スーパー、肌美人プレミアム)を選び、用途とサイズを選択します。
  3. 料金を支払います。旧型機は硬貨または千円札を投入し、EVOはキャッシュレス決済を使います。
  4. カメラに向かって撮影します。写真は機体の外側にある「写真取出し口」から出てきます。
  5. 画像データが必要な場合は、写真に印刷されたダウンロード用URLと管理コードを使います。i-keepのダウンロードサイトで管理コードを入力し、写真の種類を選んでダウンロードします。
  6. マイナンバーカードを申請する場合は、タッチパネルで「個人番号カード申請」を選び、撮影料金を投入します。交付申請書のQRコードを読み取り機にかざし、画面に従って情報を入力してから、撮影・送信します(J-LISの公式説明に基づく)。

i-keepのダウンロードサイトには2つの入口があります。写真にPMIと印刷されている場合はPMIのお客様、Photo MEと印刷されている場合はPhoto MEのお客様を使います。機械に不具合があった場合、公式サイトの個人向け問い合わせフォームでは「機械の管理番号」の入力が必要です。番号は機体の内側または外側に貼られています。

撮影できるサイズ:公式サイトのサイズ表をそのまま掲載

以下は、公式サイトの「証明写真サイズ一覧」をそのまま掲載したものです。確認日は2026年9月25日です。公式サイトには「証明写真機の種類(モデル)によって、撮影できる写真のタイプが下記と異なる場合がございます」と注記されています。実際に撮影できる種類は機種によって異なります。

公式分類 サイズと枚数
履歴書・運転免許 40×30mm 6枚;30×25mm 3枚
パスポート・マイナンバー 45×35mm 4枚
中型・在留カード 45×35mm 2枚+40×30mm 2枚
大型 70×50mm 1枚+55×45mm 1枚

この公式サイズ表には、30×24mmも50×50mmもありません。本記事で紹介する2枚の機械写真では、パネルに印刷されたサイズ表は公式サイトと同じです。パスポートの欄には、さらに「顔サイズ34mm」と表示されています。

台湾の人が日本でよく必要とする用途に照らすと、次のようになります。

  • 台湾のパスポートの更新、または紛失による再発行を駐日代表処に申請する場合は、4.5×3.5cmが必要です。Photo MEの「パスポート」45×35mmに対応します。
  • 在留カード用は4×3cmです。「中型・在留カード」の組み合わせを選べば、40×30mmが含まれています。
  • 日本でのアルバイトや就職活動に使う履歴書は、厚生労働省の履歴書様式例で縦36~40mm、横24~30mmとされています。「履歴書」40×30mmを使えます。
  • 台湾の運転免許から日本の運転免許への切り替え(外免切替)では、警視庁が縦3cm、横2.4cmと規定しています。Photo MEの公式サイトでは「運転免許」が40×30mmと30×25mmの欄に分類されており、表に30×24mmはありません。撮影前に自分で確認する必要があります。警視庁によると、府中・鮫洲・江東の各試験場内にも自動証明写真機があり、そこで撮った写真を使えます。
  • 米国ビザ用の紙の写真は2×2インチ(51×51mm)です。公式サイズ表には、このサイズはありません。

料金:公式には未公表。2枚の機械写真に写った表示価格

ME Group Japanの公式サイト、同社がPR TIMESで発表したプレスリリース、親会社の財務報告には、証明写真の料金が掲載されていません。確認日は2026年9月25日です。i-keepは公式には「有料」とだけ記載され、EVOとJOY PHOTOの料金も確認できませんでした。

確認できる価格は、第三者が撮影した機械のパネルに写っているものだけです。2台ともME Group Japanの問い合わせ先シールが貼られた、同じ旧型機です。

  • 2024年2月、名古屋市北区の機械パネル:肌美人スーパー1,100円、スタンダード1,000円。
  • 2026年9月、兵庫県相生市の機械パネル:肌美人スーパー1,100円、スタンダード1,000円。

これは、その2台の撮影時点での表示価格であり、全国共通価格ではありません。肌美人プレミアムとi-keepの追加料金は、どちらの写真にも写っておらず、公式にも公表されていません。

2026年9月、兵庫県相生市の店舗入口に設置されたPhoto MEの証明写真機。白い機体の下半分に緑の斜めストライプがあり、カーテンはオレンジ色。パネルには肌美人スーパー1100円、スタンダード1000円と表示され、広告の人物写真にはぼかし処理が施されている。右側にはショッピングカートがある。

2026年9月12日、兵庫県相生市の店舗入口にあるPhoto ME。パネルの料金は2024年の名古屋の機械と同じで、写真取出し口の上にも同様にME Group Japanの問い合わせ先シールが貼られています。パネル上の広告の人物写真は当サイトでぼかし処理を施しました。撮影:Chacmool、CC BY-SA 4.0、元画像。

画像データを使って日本のパスポートとマイナンバーカードをオンライン申請

日本のパスポートは、マイナポータルでオンライン申請できます。外務省のオンライン申請用写真の注意事項では、写真データはjpg形式、600KB以内とされ、超過した場合は自動圧縮されます。写真館などで撮影した画像データも受け付けています。ME Group Japanのパスポート写真のコラムでは、この点を「証明写真機で撮影した写真もオンライン申請に使用可能(i-keepを利用した場合)」と説明しています。

Photo MEの画像データを使って日本のパスポートをオンライン申請する手順は、次のとおりです。

  1. 設置場所検索で「画像データダウンロード」に対応する機械を探します。
  2. 「パスポート」のサイズを選んで撮影します。
  3. 写真に印刷された管理コードを使い、i-keepのダウンロードサイトからデータを取得します。
  4. マイナポータルのパスポート申請画面で、そのデータをアップロードします。

i-keepの元データは1500×1125ピクセルですが、ファイル容量はMEの公式情報に記載されていません。600KBを超えるかは自分で確認する必要があり、超えた場合はマイナポータルが自動圧縮します。同じコラムでは、2026年7月1日からの新規発給手数料も整理されています。10年旅券はオンライン申請8,900円、窓口申請9,300円です。

マイナンバーカードには2つの方法があります。紙の写真や画像データを使って自分で申請する方法と、対応する機械から直接申請する方法です。J-LISは、機械から直接申請できる事業者を4社掲載しており、ME Group Japanはその1社です。J-LISも「まちなかの証明写真機は申請できるものとできないものがあります」と注意を促しています。当サイトが整理した13,085か所のうち、この機能があるのは7,166か所です。

台湾のパスポート写真:サイズは同じでも、背景は白、美肌は使わない

日本に住む台湾の人がパスポートを更新・再発行する場合は、台北駐日経済文化代表処に申請します。代表処のパスポート更新の案内では、写真はカラー4.5×3.5cmを2枚、6か月以内に撮影したものとされています。背景は純白、頭頂からあごまで3.2~3.6cm、歯を見せないことが条件です。さらに、自撮りの美肌モードや画像加工も禁止すると明記されています。同じページには、写真審査は厳格で、多くの申請者が差し戻しを受けているため、写真館での撮影を勧める旨も記載されています。確認日は2026年9月25日です。

これらの規定をPhoto MEに照らすと、3つの点を分けて考える必要があります。

  • サイズは一致します。台湾のパスポート写真は4.5×3.5cmで、Photo MEの「パスポート」45×35mmと同じです。MEのコラムが整理した日本のパスポート写真の頭頂からあごまでの長さ34±2mmも、台湾の指定する3.2~3.6cmの範囲内です。
  • 背景が純白か、自分で確認する必要があります。日本の外務省は薄い青などの背景を認めていますが、台湾の駐日代表処は純白を求めています。Photo MEの公式サイトでは、背景色を選べると記載されているのは肌美人プレミアムのみで、一般的な背景として青色に言及しています。台湾のパスポート写真を撮る前に、機械の画面で背景が白か確認してください。
  • 美肌加工は避ける必要があります。駐日代表処は美肌モードと画像加工を明文で禁止しています。一方、Photo MEの公式サイトに掲載された3種類のプリントモードには、いずれも美肌効果が含まれており、「一切加工しない」選択肢は確認できませんでした。この点を解決する方法は公式資料に示されていません。代表処が写真館を勧めているのは、こうした問題があるためです。

試験用写真もパスポート写真も、美肌を使わない

ME Group Japan自身の2本のコラムを並べると、説明に食い違いがあります。

  • 大学入学共通テストの試験用写真のコラムでは、「美肌加工や明るさ補正、輪郭補正」を「加工・修正済み」と判断されて使えないNG例に挙げ、「撮影したままのデータ」を使うよう案内しています。そのうえで、証明写真機で撮影し、i-keepで画像データをダウンロードする方法を勧めています。
  • 同じ公式サイトのプリントモード説明では、3種類すべてに「美肌効果」と記載されています。パスポート写真のコラムにも「規格に準拠した範囲で写真の加工が可能」とあり、その下に3種類の美肌モードが掲載されています。

公式には、この2つの説明をどう両立させるのか示されていません。読者にとっての結論は単純です。試験用写真もパスポート写真も、美肌を選ばないこと。機械に美肌効果のない選択肢が見つからなければ、駐日代表処の勧めに従い、写真館で撮影してください。

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本記事で確認できなかったこと

以下は公式資料で確認できなかったため、本記事では情報を補ったり、推測したりしていません。

  • Photo MEの各プリントモードの公式料金と、i-keep画像データの追加料金。
  • Photomaton EVOとJOY PHOTOの料金、およびEVOが対応するキャッシュレス決済の種類。
  • 旧型のPhoto MEで交通系ICカードやQRコード決済を使えるかどうか。
  • i-keepのダウンロード時に選べる「写真の種類」の選択肢と、ダウンロードするファイルの容量。
  • Photo MEの「パスポート」モードの初期設定の背景色と、美肌効果のない選択肢の有無。
  • ME Group Japanの日本国内の従業員総数。公式に記載されているのは、保守を担当するサービスエンジニア650名のみです。

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概要

Photo MEは、ME Group Japan株式会社が日本で展開する証明写真機のブランドです。同社は1963年6月に「日本オート・フォート株式会社」として設立され、公式サイトでは証明写真機を「日本に初めて導入したパイオニア」と説明しています。2022年11月にME Group Japanへ社名を変更し、英国の上場企業ME Group Internationalの100%子会社となっています。登記上の本店は東京都港区南麻布、公式サイトの会社概要に記載された本社は埼玉県さいたま市南区です。2021年3月にプラザクリエイト傘下のフォトプラザを吸収合併し、2023年9月には富士フイルムの子会社2社から証明写真機事業を取得しました。取得台数は最終的に3,611台です。2025年10月には加賀デバイスのシール機事業439台を取得し、2026年5月20日にはPhotomaton EVOが日本で稼働を開始し、新宿・歌舞伎町に設置されました。当サイトが2026年9月25日に公式の設置場所検索から1件ずつ整理した設置場所は13,085か所で、そのうちマイナンバーカードを直接申請できるのは7,166か所、画像データを取得できるのは7,889か所、東京都内は1,345か所です。公式発表では全国約14,000か所とされています。画像データサービスi-keepはアプリ不要で、保存期間は6か月、元データは1500×1125ピクセルです。公式には有料とだけ記載され、料金は公表されていません。公式サイトの証明写真サイズは40×30、30×25、45×35、70×50、55×45mmで、30×24と50×50mmはありません。現行のND71の仕様には硬貨と千円札のみが記載され、EVOはキャッシュレス決済専用です。証明写真の公式料金は公表されていませんが、2024年2月の名古屋と2026年9月の兵庫県相生市の2台のパネルには、スタンダード1,000円、肌美人スーパー1,100円と表示されていました。公式サイトに掲載された3種類のプリントモードには、いずれも美肌効果が含まれます。台湾のパスポート写真は日本のパスポート写真と同じ45×35mmですが、駐日代表処は純白の背景を求め、美肌モードや画像加工を禁止しています。

要点

  • ME Group Japan株式会社は1963年6月に日本オート・フォート株式会社として設立。公式サイトでは、証明写真機を日本に導入した先駆者(日本に初めて導入したパイオニア)と説明しています。
  • 2022年11月25日に日本オート・フォートからME Group Japan株式会社へ社名を変更。親会社は英国のME Group International plcで、持株比率は100%です。
  • 国税庁に登記された本店は東京都港区南麻布、公式サイトの会社概要に記載された本社は埼玉県さいたま市南区です。
  • 2021年3月15日にプラザクリエイト傘下のフォトプラザを吸収合併。2023年9月30日に富士フイルムの子会社2社から証明写真機事業を取得し、2024年3月末に最終台数が3,611台で確定しました。
  • 2025年10月1日に加賀デバイスのシール機事業を取得。対象は439台、取得額は7,000万円です。
  • 2026年5月20日にPhotomaton EVOが日本で稼働を開始し、新宿・歌舞伎町に設置されました。外装はフィリップ・スタルクがデザインし、キャッシュレス決済専用です。
  • 当サイトが2026年9月25日に公式の設置場所検索から1件ずつ整理したPhoto MEの設置場所は13,085か所。公式発表では全国約14,000か所です。
  • 13,085か所のうち、マイナンバーカードを直接申請できるのは7,166か所、画像データを取得できるのは7,889か所。東京都内は1,345か所です。
  • i-keepの画像データはアプリ不要、保存期間6か月、元データ1500×1125ピクセル。公式には有料とだけ記載されています。
  • 公式サイトのサイズは、履歴書・運転免許が40×30と30×25mm、パスポート・マイナンバーが45×35mm、中型・在留カードが45×35mmと40×30mm、大型が70×50mmと55×45mm。30×24と50×50mmはありません。
  • 証明写真の公式料金は公表されていません。2024年2月の名古屋と2026年9月の兵庫県相生市の機械パネルには、スタンダード1,000円、肌美人スーパー1,100円と表示されていました。
  • 公式サイトに掲載されたスタンダード、肌美人スーパー、肌美人プレミアムの3種類のプリントモードには、いずれも美肌効果が含まれます。背景色を選べるのは肌美人プレミアムのみです。
  • 台北駐日経済文化代表処は、パスポート更新用の写真について4.5×3.5cm、純白の背景を指定し、自撮りの美肌モードや画像加工を禁止しています。

よくある質問

日本の街角で「証明写真」と書かれているPhoto MEは、どこの会社の機械ですか?

ME Group Japan株式会社の機械です。同社は1963年に日本オート・フォート株式会社として設立され、2022年11月に現在の社名へ変更しました。英国の上場企業ME Group Internationalの100%子会社です。機体に貼られた問い合わせ先のシールには、ME Group Japan株式会社と記載されています。

Photo MEは1回いくらですか?

証明写真の公式料金は公表されていません。2024年2月の名古屋市北区と2026年9月の兵庫県相生市の2台のパネルには、スタンダード1,000円、肌美人スーパー1,100円と表示されていました。これはその2台の当時の表示価格で、全国共通価格ではありません。i-keepの画像データは公式には有料とだけ記載され、金額は確認できませんでした。

Photo MEの画像データはどうやって取得しますか?アプリは必要ですか?

アプリは不要です。i-keep対応機で撮影すると、写真にダウンロード用URLと管理コードが印刷されます。スマートフォンやパソコンでダウンロードサイトを開き、管理コードを入力して写真の種類を選ぶとダウンロードできます。元データは1500×1125ピクセルで、保存期間は6か月です。すべての機械に備わっている機能ではないため、出かける前に公式の設置場所検索で「画像データダウンロード」にチェックを入れて確認してください。

Photo MEではクレジットカードやSuica、PayPayを使えますか?

公式仕様では、現行のND71証明写真機に記載されているのは10円、50円、100円、500円硬貨と1,000円札のみです。新機種Photomaton EVOはキャッシュレス決済専用で、現金には対応していませんが、対応する決済手段は公式サイトに記載されていません。旧型機で交通系ICやQRコード決済が使えるかどうかは、公式資料では確認できませんでした。

Photo MEで台湾のパスポート写真を撮れますか?

サイズは合います。台湾のパスポート写真も日本のパスポート写真も45×35mmです。ただし、台北駐日経済文化代表処は純白の背景を求め、自撮りの美肌モードや画像加工を禁止しています。Photo MEの公式サイトに掲載された3種類のプリントモードには、いずれも美肌効果が含まれており、加工しない選択肢は確認できませんでした。代表処も写真審査は厳格であると説明し、写真館での撮影を勧めています。

Photo MEで3×2.4cmや5×5cmの写真を撮れますか?

公式サイトの証明写真サイズ表に、この2種類はありません。掲載されているのは40×30、30×25、45×35、70×50、55×45mmです。公式にも、撮影できる写真の種類は機種によって異なると記載されています。日本の運転免許への切り替え用写真(3×2.4cm)や米国ビザの紙の写真(51×51mm)が必要な場合は、別途確認してください。

Photo MEとプリクラは同じものですか?

別のものです。Photo MEは証明写真を撮る証明写真機で、駅やスーパーの近くなどに設置されています。プリクラはゲームセンターなどで遊びとして写真を撮るプリントシール機です。ME Group Japanは両方を手がけており、プリントシール機の名称はTOMATOです。このほか、おなまえシール機Namesもあります。

出典: 中国語原文は2026-09-25公開、2026-09-25更新。本文の店舗・企業情報、数値と未確認事項は、原文に記した調査時点の記録です。

この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc. 海外の読者にもわかりやすいよう、表現や説明を調整しています。 内容の基準となるのは繁体字中国語の原文です。完全な内容は中国語の原文をご覧ください。