ID VOXを運営しているのは?京都の従業員15人の会社、扶桑プレシジョンの証明写真機で撮影し、画像データを受け取る方法

更新 2026-10-12 ・ 公開 2026-10-12 | Joe Lin

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日本のミニストップ(MINISTOP)の店頭や、スギ薬局などのドラッグストアで、「ID VOX」という証明写真機をよく見かけます。中国語では「證件照機」、香港では一般に「證件相」機と呼ばれる機械です。運営しているのは大手企業グループではなく、プリンター用ソフトウェアの開発から出発した、京都の従業員15人の会社、株式会社扶桑プレシジョン(FUSO PRECISION)です。本サイトが2026年9月25日にID VOXの公式設置一覧を1件ずつ整理したところ、設置場所は全国39都道府県の計1,320か所でした。一方、扶桑が2023年に発表したプレスリリースでは、全国約1,100台とされています。

この記事では、次の3点をまとめます。

  • 扶桑プレシジョンはどのような会社なのか。ID VOXという名前は、2020年に大日本印刷(DNP)が買収した「IDVOX」とどう関係しているのか。
  • ID VOXの日本各地での設置分布と、公式一覧にある6種類の機能表示それぞれの設置場所数。
  • 台湾の人が実際に撮影する際の手順、サイズ、料金、支払い方法、アプリで画像データを受け取る方法。

証明写真機と、日本のゲームセンターにあるプリクラは別の機械です。前者は規格の決まった証明写真を撮るもの、後者は娯楽用の写真シールを作るものです。プリクラの歴史については、日本のプリクラ30年をご覧ください。近くの証明写真機を探すなら、本サイトのphotoboothにある日本の証明写真機全国マップで、3事業者の設置場所を都道府県別に整理しています。本記事ではブランドと使い方を扱います。3事業者の比較は日本の証明写真機総覧に、ほかの2事業者についてはPhoto ME(ME Group Japan)とKi-Re-i/ID-Spot(DNP)に、それぞれまとめています。

1.扶桑プレシジョン:京都のプリンター用ソフトウェア会社

ID VOXの運営会社は株式会社扶桑プレシジョンです。公式サイトの会社概要には、次のように記載されています(2026年9月25日確認)。

項目 内容
本社 京都市下京区
設立 1995年9月1日
資本金 1,500万円
代表者 代表取締役 竹田直人
従業員数 15人(2026年7月)
本業 ソフトウェア開発。主にプリンター関連ソフトウェアと画像処理

公式サイトによると、扶桑はプリンタードライバーのインストール用ソフトウェアから事業を始め、現在は「印刷に関連する製品を作る会社」と説明しています。ID VOXのほか、画像改ざん検知サービス、京都土産の自動販売機「wacocoro」、観光地向け記念写真プリンターSnap3、証明写真ソフトウェアTriPri-ID、測色計PRISMOも手がけています(扶桑プレシジョン公式サイト)。

つまり、全国1,000か所以上に広がる証明写真機の設置網を、十数人のソフトウェア会社が支えているわけです。機械のハードウェアを扶桑が自社製造しているのか、外部に製造を委託しているのか、日常の巡回点検や修理を誰が担当しているのかについては、公式の説明がなく、本サイトでも公開資料を確認できませんでした。

2.ID VOXとDNPの「IDVOX」:同じ名前、2つの設置網

日本のID VOXについて調べると、「DNPが2020年にIDVOXを買収した」という情報をよく見かけます。そのため、現在のID VOXもDNPのものだと思いやすいのですが、各社の公開資料から確認できる経緯は次のとおりです。

時期 事実 出典
2014年7月 id-vox.jpのドメインを登録。登録者は扶桑の代表取締役・竹田直人で、連絡先の電話番号とメールアドレスも扶桑のもの 日本のドメイン登録機関JPRSのWHOIS情報
2017~2019年 サイト名は「カジタク証明写真機 ID VOX」で、フッターの著作権表記はカジタク。サイトからリンクされていたAndroidアプリのパッケージ名はcom.fusoで始まる ウェブサイトのアーカイブ:2017年4月、2018年3月
2020年6月 カジタク(2020年3月にKJSへ社名変更、イオンディライトの子会社)が証明写真機事業を新会社に移し、その全株式をDNPフォトイメージングジャパンへ売却 イオンディライトの発表、DNPのプレスリリース
2022年8月 id-vox.jpをリニューアルし、フッターの著作権表記を扶桑プレシジョンに変更 2022年8月のウェブサイトのアーカイブ
2022年10月 DNPが、KJSから譲り受けた「IDVOX」を新ブランド「ID-Spot」へ改装すると発表 DNPのプレスリリース
2023年6月 扶桑がプレスリリースを発表し、全国のID VOXは約1,100台と説明 扶桑のプレスリリース(@Press)

これらの資料から確実にいえるのは、DNPが2020年に譲り受けたのは、カジタク(KJS)が運営していた証明写真機事業だということです。DNPはその後、これらの機械を順次、自社のID-Spotへ改装しています。DNPの公式サイトにも、IDVOXを順次ID-Spotへ入れ替えていると明記されています。一方、ID VOXのサイトのドメインは2014年から扶桑の代表者名義で登録され、カジタク時代のアプリにも扶桑のパッケージ名が使われており、2022年からはサイトが扶桑名義で運営されています。したがって、現在街で見かけるID VOXとDNPのID-Spotは、別々に運営される2つの設置網です。DNP側の、コニカミノルタからID-Spotに至る経緯は、Ki-Re-i/ID-Spotの記事をご覧ください。

本サイト制作の年表「同じ名前、2つの設置網」。左側は扶桑のID VOXで、2014年にドメインを扶桑社長名義で登録、2022年にサイトを扶桑名義へ変更、2026年に本サイトが1,320か所を集計。右側はカジタクの機械で、2020年に証明写真機事業をDNPへ売却、2022年にDNPがID-Spotへ改称、2026年に本サイトがID-Spotの1,108か所を集計。2017年の行は両側にまたがり、サイト名は「カジタク証明写真機 ID VOX」。

本節の表に挙げた公開資料をもとに、本サイトが年表を作成しました。設置場所数は、本サイトが2026年9月25日に両社の公式一覧を1件ずつ整理して集計したものです。

カジタク時代に扶桑がどのような役割を担っていたのか、両社がどのような契約関係にあったのかは、いずれの当事者も公表していないため、本サイトでは推測しません。現在の1,320か所にカジタク時代から残る旧機種が含まれるかどうかも、公式には説明されていません。

3.規模:本サイトの集計では1,320か所、公式の2023年発表では約1,100台

ID VOXの規模については、2つの数字があります。以下に併記しますが、両者の差を引き算で求めることはしません。

  • 本サイトが2026年9月25日にID VOXの公式設置一覧を1件ずつ整理した結果:1,320か所。単位は「設置場所」です。
  • 扶桑の2023年6月6日付プレスリリース:全国約1,100台。

2つの数字は時点が3年離れており、単位も異なります。一覧の1件が機械1台に相当するのか、同じ店舗に2台ある場合にどう数えるのかは、公式には説明されていません。

この1,320か所は39都道府県に分布しています。秋田、山形、新潟、山梨、鳥取、島根、高知、宮崎の8県には設置場所がありません。設置場所数の多い地域は次のとおりです。

都道府県 設置場所数
愛知県 245
大阪府 94
岐阜県 88
京都府 73
静岡県 68
東京都 52

愛知県だけで245か所あり、全国の約18.6%を占め、東京都の52か所を大きく上回ります。中部と関西に集中していることが、ID VOXの設置分布の目立つ特徴です。なぜ愛知県に特に多いのかは、公式には説明されていません。本サイトでできるのは、一覧にある店名をもとに集計することだけです。全国1,320か所のうち、ミニストップは552か所(約42%)、スギ薬局は300か所(約23%)。愛知県の245か所では、スギ薬局が118か所、ミニストップが64か所でした。これは店名別の分布についての事実であり、愛知県に多い理由を説明する公式見解ではありません。

本サイト制作の日本の証明写真機設置地点図。灰色の点は本サイトが整理した全国3事業者の証明写真機22,369か所、青色の点はID VOXの1,320か所。青色の点は愛知245、岐阜88、大阪94か所の周辺に明確に集中している。東京は52、北海道は66か所。沖縄の11か所は左上の小枠に表示。秋田、山形など8県にはID VOXがない。

点1つが設置場所1か所を表し、緯度・経度に基づいて同じ縮尺で描いています。沖縄は別枠にしていますが、縮尺は同じです。灰色の点は日本の証明写真機全体の分布、青色の点はID VOXを示しています。ID VOXは東海と近畿で密集し、東北、四国、九州南部ではまばらです。データは、本サイトが2026年9月25日にPhoto ME、DNP、ID VOXの3事業者の公式一覧を1件ずつ整理した設置場所情報です。

ほかによく見られる設置先には、郵便局44か所、ビックカメラ22か所、区役所13か所、沖縄のローソン11か所があります。北海道の66か所のうち64か所は、サッポロドラッグストアーに設置されています。愛知県内の各事業者の設置場所は、photoboothの愛知県の証明写真機ページで確認できます。

4.どこが違う?公式一覧にある6種類の機能表示

ID VOXの公式一覧では、各設置場所にサービスのアイコンが付いています。本サイトが2026年9月25日に1件ずつ数えたところ、全国1,320か所のうち、各機能が表示されている設置場所数は次のとおりでした。

公式の表示 公式説明の要約 設置場所数
履歴書サイズのおまけ パスポートなどのサイズで撮影すると、写真用紙の余白に履歴書サイズを1枚追加で印刷 1,255
背景合成 背景色を10色から選択可能。FAQでは一部の機械は背景色が固定と記載 1,282
QR決済 QRコード決済を利用可能 1,307
アプリ対応 専用アプリ「IDPhotoDL2」で画像データを取得可能 1,316
マイナンバーWEB申請 撮影した写真を使って、そのままマイナンバーカードの申請または更新が可能 500
eSIM販売 2026年7月23日から、機械でプリペイドeSIMを販売 189

この表から読み取れるのは、ほぼすべてのID VOX設置場所でQR決済とアプリによる画像データの取得ができるということです。背景色を選べるのは1,282か所で、残る38か所は背景が固定されている可能性があります。マイナンバーカードを直接申請できるのは500か所で、4割未満。eSIMを販売する設置場所は少数です。

本サイト制作の棒グラフ「6種類の機能に対応する設置場所数」。全国1,320か所のID VOXのうち、アプリでの画像データ取得1,316か所、QR決済1,307か所、背景色の選択1,282か所、履歴書サイズのおまけ1,255か所、マイナンバー申請500か所、eSIM販売189か所。

棒の全長は1,320か所です。最初の4項目はほぼ全体を占めますが、最後の2項目は一部にとどまります。

履歴書サイズのおまけ

パスポートサイズ(45×35mm)で撮影すると、機械が写真用紙の余白を使って、履歴書サイズ(40×30mm)の写真を1枚追加で印刷します。公式には「おまけ」と呼ばれています。日本にワーキングホリデーや留学で滞在し、パスポートの手続きと履歴書の提出を同時に控えている人なら、1回の撮影で2種類のサイズを受け取れます。全国1,255か所に、この機能の表示があります。

支払い:AlipayとWeChat Payも利用可能

公式FAQに掲載されている支払い方法は、現金とQRコード決済です。QR決済はPayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、WeChat Pay、Alipayの6種類に対応しています。AlipayやWeChat Payしか使えない旅行者でも支払えます。領収書は写真の右側に印字されます。

マイナンバーWEB申請:公式に説明されていない点

日本でマイナンバーカードを担当する地方公共団体情報システム機構(J-LIS)は、機械から直接申請できる証明写真機事業者を公表しています。掲載されているのはDNP、ME Group Japan、北菱プリントテクノロジー、三吉工業の4社で、扶桑は含まれていません(J-LISの対応事業者一覧)。一方、ID VOXの公式サイトには「マイナンバーカード撮影+web申請」の操作説明があり、設置一覧にも500か所でWEB申請対応の表示があります。両者がどのようにつながるのかは、公式には説明されていません。

台湾の読者にとって、この機能が関係するのは、日本に中長期滞在して住民登録をしている人だけです。観光客にはマイナンバーがないため、利用する機会はありません。

eSIM:証明写真機で通信プランも販売

扶桑は2026年7月23日から、一部のID VOXでプリペイドeSIM「SIMNOW」を販売しています。MAYAビジネスソリューションズの「プレミアムeSIM」で、データ使い放題プランの税込料金は、1日1,000円、3日2,000円、7日4,000円、15日8,000円です。公式の説明では、購入手続きは多言語に対応しています(扶桑のプレスリリース(valuepress))。公式の英語紹介ページには全国「数千か所」で購入できるとありますが、設置一覧でeSIMの表示があるのは189か所だけです。両者の記載が一致しないため、本記事では一覧を基準にしています。

公式に記載されているその他の特徴

  • ID VOXの公式サイトによると、機械は一眼レフカメラを使用し、照明はプロの写真家が監修しています。
  • 撮り直しの回数に制限はありません。撮影後は機械が自動で規格を確認し、公式にはパスポートや運転免許の申請時に起こる規格上の問題を減らせると説明されています。
  • アップロードした写真はクラウドに6か月保存され、その間は機械で焼き増ししたり、アプリでスマートフォンに保存したりできます。
  • 公式サイトでは、93種類の証明写真規格に対応するとしています(2024年7月時点)。
  • 扶桑は声優による音声ガイドの企画を2回実施しています。1回目は2023年から、2回目は2025年3月~2026年2月で、声優モードの追加料金は200円でした。その後の継続については、発表を確認できませんでした。

5.撮影方法:料金、手順、サイズ

料金

ID VOXの公式FAQ(2026年9月25日確認)では、料金は仕上げと設置場所によって異なり、通常仕上げはおおむね900円または1,000円とされています。美肌仕上げの追加料金は公式サイトに記載されていません。アプリでの画像データのダウンロードについても、別料金の記載はありません。

撮影手順

2024年2月、名古屋市北区の店舗の壁際にあるPhoto MEの証明写真機。白い本体にオレンジがかった赤いカーテンが付き、上部には赤字で「証明写真」と書かれている。側面のパネルには料金が印刷され、広告の人物写真にはぼかし処理が施されている。右隣には飲料の自動販売機がある。この機械はID VOXではない。

日本の街中にある証明写真機は、おおむねこのような形です。カーテン付きの小さな個室に椅子、画面、カメラがあり、写真は外側の取り出し口から出てきます。この写真は、2024年2月に名古屋市北区にあったPhoto MEの機械で、ID VOXではありません。本サイトでは、ID VOXの機械と確認できるオープンライセンスの写真を見つけられなかったため、外観の説明に他社の機械を使用しています。Photo MEについてはPhoto MEの記事をご覧ください。パネルの広告に写る人物には、本サイトがぼかし処理を施しました。撮影:円周率3パーセント、CC BY-SA 4.0、元画像。

ID VOXの公式サイトには、通常の撮影手順を最初から順に説明した記載がありません。以下は、公式サイトのアップロード、焼き増し、各機能の説明をもとに整理したものです。

  1. 機械の画面で用途(サイズ)を選びます。例えば「パスポート」です。
  2. 機械の画面で背景色を選びます。一部の機械は背景色が固定されており、選べません。
  3. 機械の画面で仕上げを「通常」または「美肌」から選びます。
  4. 撮影します。気に入らなければ、回数制限なく撮り直せます。
  5. 印刷前に、写真をアップロードするかどうかを尋ねられます。画像データが必要なら「する」を選ぶと、写真に10桁のアクセスコードが印字されます。
  6. 支払い後、写真が出てきます。

機械の画面に中国語や英語の表示があるかどうかは、ID VOXの公式サイトに記載がなく、本サイトでも情報を確認できませんでした。

サイズと用途

ID VOXの公式サイトにある証明写真サイズ一覧(2024年7月時点)に掲載された主なサイズは、次のとおりです。

サイズ(縦×横) 公式サイトに掲載された用途の抜粋
45×35mm パスポート、マイナンバーカード、国際運転免許証、多くの国家資格
40×30mm 履歴書、在留カード、特別永住者証明書、TOEIC、漢字検定
30×24mm 日本の運転免許証、英検
60×40mm 医師、看護師などの国家試験

このほか、30×25、30×30、50×50、28×24、35×30mmなどのサイズもあります。台湾の人が日本でよく直面する場面と、選ぶ用途の対応は次のとおりです。

場面 機械で選ぶ用途 注意点
台湾のパスポートの更新、または紛失による再発行(台北駐日経済文化代表処に申請) パスポート(45×35mm) 背景を純白にし、美肌モードを使わない
在留カード(留学、ワーキングホリデー、就労) 在留カード(40×30mm) 頭頂からあごまでの規格は25±3mm。機械がこの規格に合わせて調整するかは、公式には記載されていない
台湾の運転免許証を日本の運転免許証に切り替える(外免切替) 運転免許(30×24mm) 頭頂の上に約3mmの余白を残す
日本でアルバイトや就職活動に使う履歴書 履歴書(40×30mm) パスポート撮影時のおまけの履歴書サイズも使用可能
台湾の運転免許証と日本語翻訳文を使って日本で運転する 撮影不要 日本語翻訳文に写真は不要

この表のポイントは、台湾の人がID VOXを使う場面の多くが、日本での暮らしに関係することです。在留カード、運転免許の切り替え、アルバイト用の履歴書などが該当します。短期の旅行者が使うのは、主にパスポートを紛失して再発行が必要になったときです。台湾の運転免許証に日本語翻訳文を添えて車を運転する場合、写真は必要ありません。

台湾のパスポート写真を撮る際の3つの注意点

  • 台湾のパスポート写真のサイズは、日本の「パスポート」と同じです。縦4.5cm、横3.5cmで、頭頂からあごまでが3.2~3.6cm。機械では「パスポート」を選びます(外交部領事事務局の規格)。
  • 台湾のパスポート写真は、背景を純白にする必要があります。台北駐日経済文化代表処は「純白色背景」と明記しています。日本のパスポートは薄い青色の背景も認めているため、機械の初期設定が薄い青やグレーなら、白に変更してください。背景が固定され、白を選べない機械は適していません。
  • 台湾のパスポート写真では、美肌モードを使わないでください。台北駐日経済文化代表処の原文には「也不可使用自拍美肌模式或修圖」(自撮りの美肌モードや画像加工も不可)とあり、仕上げは「通常」を選ぶ必要があります。

上記の背景と美肌に関する2つの要件は、台北駐日経済文化代表処のパスポート更新の案内に記載されています。同じページには、写真の審査が厳しく、多くの申請者が差し戻されているため、写真館での撮影を勧めるとも書かれています。証明写真機で撮った写真が受理されるかどうかは、最終的に代表処が審査します。

6.アプリで画像データを受け取る

ID VOXの画像データは、専用アプリ「IDPhotoDL2」でダウンロードします。手順は次のとおりです。

  1. 撮影時のアップロード画面で「する」を選び、写真に印字された10桁のアクセスコードを控えます。
  2. スマートフォンに無料アプリ「IDPhotoDL2」をインストールします(iOS/Android)。
  3. アプリにアクセスコードを入力し、「登録」を押します。
  4. アプリで用途(サイズ)を選び、頭頂とあごの位置を調整して、「画像を保存」を押すとJPEGとして保存できます。アプリではサイズを自由に設定することもできます。

利用前に知っておきたい点があります。

  • IDPhotoDL2の画面は日本語のみです。
  • 写真は撮影日から6か月間クラウドに保存されます。期間が過ぎると、サーバー上とアプリ内の画像は削除されますが、すでにスマートフォンの写真アルバムに保存した画像には影響しません。
  • アクセスコードは再発行できません。写真を受け取ったら、まずスマートフォンでアクセスコードを撮影しておくとよいでしょう。
  • 公式サイトでは、一部の設置場所はアプリに対応していないと注意を促しています。一覧で「アプリ対応」と表示されているのは1,316か所です。
  • 焼き増ししたい場合は、どのID VOXでも、最初の画面で「再プリント」を選び、アクセスコードを入力して用途を選ぶと印刷できます。
  • 機械の故障や返金に関する問い合わせ先として、公式サイトに掲載されている電話番号は0120-579-678です。受付時間は午前9時~午後6時で、年末年始と夏季休暇を除きます。

ID VOX公式サイト:id-vox.jp。

7.台湾の証明写真機

台湾の街中にも、同様のセルフサービスの証明写真機があります。本サイトでは、台湾の2つのブランド、水啦證件快照と富多美證件快照についてもまとめています。

本記事のキーワード:ID VOX、扶桑プレシジョン、日本の証明写真機、証明写真機、ミニストップ、台湾のパスポート写真、IDPhotoDL2

記事の要点

日本の証明写真機ID VOXの運営会社、設置分布、機能、使い方を、日本で暮らす、または旅行する台湾の読者向けにまとめた記事です。ID VOXは株式会社扶桑プレシジョン(FUSO PRECISION)が運営し、本社は京都市下京区。1995年9月設立、資本金1,500万円、従業員15人(2026年7月)で、本業はプリンター関連ソフトウェアと画像処理です。id-vox.jpのドメインは2014年7月、扶桑の代表取締役・竹田直人の名義で登録されました。2017~2019年のサイト名は「カジタク証明写真機 ID VOX」で、当時のAndroidアプリのパッケージ名はcom.fusoで始まっていました。2020年6月にカジタク(KJS)が証明写真機事業を切り離してDNPに売却し、DNPは2022年に譲り受けたIDVOXをID-Spotへ改装。2022年8月からid-vox.jpは扶桑名義で運営されており、両者は別々に運営される設置網です。カジタク時代の扶桑の役割は、いずれの当事者も公表していません。本サイトが2026年9月25日に公式一覧を1件ずつ整理したところ、設置場所は39都道府県の1,320か所で、秋田、山形、新潟、山梨、鳥取、島根、高知、宮崎の8県にはありませんでした。扶桑の2023年のプレスリリースでは全国約1,100台とされています。愛知県が245か所で最多ですが、理由は公式には説明されていません。店名による集計では、全国でミニストップ552か所、スギ薬局300か所。愛知県の245か所のうち、スギ薬局118か所、ミニストップ64か所でした。公式一覧の機能表示は、履歴書サイズのおまけ1,255か所、背景合成1,282か所、QR決済1,307か所(Alipay、WeChat Payを含む)、アプリでの画像データ取得1,316か所、マイナンバーWEB申請500か所(扶桑はJ-LISが公表する対応事業者4社の一覧に含まれず、仕組みは公式に説明されていません)、eSIM販売189か所(2026年7月23日開始)です。公式FAQによると、通常仕上げの料金はおおむね900円または1,000円。画像データは日本語のみのアプリ「IDPhotoDL2」に10桁のアクセスコードを入力してダウンロードし、保存期間は6か月です。台湾のパスポート写真を撮る場合は「パスポート」の45×35mmを選び、背景を純白にし、美肌モードを使わないこと。台北駐日経済文化代表処は写真館での撮影を勧めています。

  • 証明写真機ID VOXは株式会社扶桑プレシジョンが運営し、本社は京都市下京区にあります。
  • 扶桑プレシジョンは1995年9月設立、資本金1,500万円、従業員15人(2026年7月)。本業はプリンター関連ソフトウェアと画像処理です。
  • id-vox.jpのドメインは2014年7月に登録され、登録者は扶桑の代表取締役・竹田直人です。
  • 2017~2019年のid-vox.jpのサイト名は「カジタク証明写真機 ID VOX」で、当時のAndroidアプリのパッケージ名はcom.fusoで始まっていました。
  • 2020年6月、カジタク(KJS)は証明写真機事業を新会社に移し、その全株式をDNPフォトイメージングジャパンへ売却。DNPは2022年10月、譲り受けたIDVOXをID-Spotへ改装すると発表しました。
  • 2022年8月からid-vox.jpは扶桑プレシジョン名義で運営されています。ID VOXとDNPのID-Spotは、別々に運営される設置網です。
  • 本サイトが2026年9月25日に公式一覧を1件ずつ整理したID VOXの設置場所は、39都道府県の計1,320か所。扶桑の2023年6月のプレスリリースでは全国約1,100台とされています。
  • 秋田、山形、新潟、山梨、鳥取、島根、高知、宮崎の8県にはID VOXの設置場所がありません。
  • ID VOXは愛知県の245か所が最多で、次いで大阪94、岐阜88、京都73、静岡68、東京52か所。愛知県に多い理由は公式には説明されていません。
  • 店名による集計では、全国でミニストップ552か所、スギ薬局300か所。愛知県の245か所のうち、スギ薬局118か所、ミニストップ64か所です。本サイトによる集計であり、公式の説明ではありません。
  • 公式一覧で各機能が表示されている設置場所は、履歴書サイズのおまけ1,255、背景合成1,282、QR決済1,307、アプリでの画像データ取得1,316、マイナンバーWEB申請500、eSIM販売189か所です。
  • 扶桑はJ-LISが公表するマイナンバーカード申請対応の証明写真機事業者4社の一覧に含まれていませんが、ID VOXの500か所にはWEB申請対応の表示があります。仕組みは公式には説明されていません。
  • ID VOXの公式FAQによると、通常仕上げの料金はおおむね900円または1,000円で、仕上げと設置場所によって異なります。2026年9月25日確認。
  • ID VOXのQR決済はPayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、WeChat Pay、Alipayに対応しています。
  • ID VOXの画像データは、アプリ「IDPhotoDL2」に10桁のアクセスコードを入力してダウンロードします。アプリは日本語のみ、クラウドでの保存期間は6か月で、アクセスコードは再発行できません。
  • 2026年7月23日から、一部のID VOXでプリペイドeSIM「SIMNOW」を販売。料金は1日1,000円から15日8,000円です。
  • 台湾のパスポート写真は4.5×3.5cmで、日本のパスポート写真と同じサイズです。台北駐日経済文化代表処は純白の背景を求め、美肌モードや画像加工の使用を認めていません。

よくある質問

ID VOXはどの会社が運営していますか?

京都の株式会社扶桑プレシジョン(FUSO PRECISION)です。1995年設立、資本金1,500万円、従業員15人(2026年7月)で、本業はプリンター関連ソフトウェアと画像処理です。

ID VOXはDNPのIDVOX、ID-Spotと同じものですか?

同じ設置網ではありません。DNPが2020年に譲り受けたのは、カジタク(KJS)が運営していた証明写真機事業で、2022年から自社のID-Spotへ改装しています。一方、ID VOXのサイトのドメインは2014年から扶桑の代表者名義で登録され、2022年から扶桑名義で運営されています。カジタク時代に扶桑がどのような役割を担っていたかは、いずれの当事者も公表していません。

ID VOXの撮影料金はいくらですか?

公式FAQでは、仕上げと設置場所によって異なり、通常仕上げはおおむね900円または1,000円とされています。2026年9月25日確認。美肌仕上げの追加料金は公式サイトに記載されていません。

ID VOXではAlipayやWeChat Payを使えますか?

使えます。公式FAQに掲載されているQR決済はPayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、WeChat Pay、Alipayです。公式一覧では全国1,320か所のうち1,307か所にQR決済対応の表示があり、現金でも支払えます。

ID VOXで台湾のパスポート写真を撮れますか?

サイズは対応しています。機械の「パスポート」は45×35mmで、台湾のパスポート写真と同じ規格です。ただし、自分で背景を純白にし、仕上げを「通常」にして美肌モードを使わないようにする必要があります。この2点は台北駐日経済文化代表処が明記している要件です。同代表処は写真審査が厳しいことも説明し、写真館での撮影を勧めています。受理されるかどうかは、最終的に代表処が審査します。

ID VOXの画像データはどうやって受け取りますか?

撮影時のアップロード画面で「する」を選ぶと、写真に10桁のアクセスコードが印字されます。スマートフォンに無料アプリ「IDPhotoDL2」をインストールし、アクセスコードを入力してサイズを選び、JPEGとして保存します。アプリの画面は日本語のみ。写真はクラウドに6か月保存され、アクセスコードは再発行できません。

この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc. 海外の読者にもわかりやすいよう、表現や説明を調整しています。 内容の基準となるのは繁体字中国語の原文です。完全な内容は中国語の原文をご覧ください。