日本の証明写真機の使い方:Photo ME・Ki-Re-i・ID VOXの違い|台湾のパスポート・在留カード用写真を撮る前に

更新 2026-10-12 ・ 公開 2026-10-12 | Joe Lin

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中国語版の初公開日と調査日は2026年9月25日です。以下の制度、料金、企業情報、設置場所数は、原文の調査時点の情報です。

日本のスーパーの入口、駅の通路、コンビニのそばで、「証明写真」と書かれた小さなブースをよく見かけます。これが証明写真機です。お金を入れて座って撮影すると、数分後に証明写真を受け取れます。主な運営会社は、ME Group JapanのPhoto ME、大日本印刷(DNP)傘下のKi-Re-iとID-Spot、京都の扶桑プレシジョンのID VOXの3社です。当サイトが2026年9月25日に3社の公式設置場所検索から1件ずつ整理した結果、合計22,369か所ありました。

日本に住んでいる、または日本を旅行している台湾人が使う主な場面は4つあります。台湾のパスポートの有効期限切れに伴う更新や紛失時の再発行(駐日代表処に申請)、在留カード、台湾の運転免許から日本の運転免許への切替、アルバイトや留学で使う履歴書です。台湾のパスポート写真を撮るときは、サイズは「パスポート」(45×35mm)、背景は純白、美肌機能は使わない、という3点を覚えておいてください。

まず区別しておきたいのは、証明写真機とプリクラは別物だということです。ゲームセンターなどにある、撮影後に落書きしてシールに印刷できる機械がプリクラです。市場、メーカー、料金も異なります。日本のプリクラの歴史は、別記事の日本のプリクラ30年史で紹介しています。この記事では、証明書類に使う写真を撮影する証明写真機だけを扱います。

日本の名古屋市北区の路上にあるPhoto MEの証明写真機。白い本体に赤いカーテンがあり、屋根の赤い文字と側面の緑の文字で「証明写真」と表示されている。料金パネルには肌美人スーパー1,100円、スタンダード1,000円とあり、パネルの人物写真はぼかし処理済み。隣には飲料の自動販売機がある。

2024年2月、名古屋市北区の路上にあるPhoto MEの証明写真機。本体にはME Group Japanの問い合わせ先ステッカーが貼られています。パネルの料金は、この1台の当時の表示で、肌美人スーパー1,100円、スタンダード1,000円。全国一律の料金ではありません。パネルの広告人物写真とサンプル写真は、当サイトでぼかし処理を施しました。撮影:円周率3パーセント、CC BY-SA 4.0、元画像。

1.台湾人はどんなときに使う?一覧で確認

場面 対象者 写真の規格(公式) 日本の機械で選ぶサイズ 間違えやすい点
台湾のパスポートの更新・紛失時の再発行(駐日代表処に申請) 日本在住の台湾人、パスポートを紛失した旅行者 4.5×3.5cm、頭頂から顎まで3.2~3.6cm、純白の背景、6か月以内、2枚 パスポート 45×35mm 淡い青やグレーの背景を選ぶ、美肌機能を使う
入國證明書(パスポートを紛失し、急いで台湾へ帰る場合) 旅行者 白背景のカラー写真2枚(当該ページにサイズの記載なし) パスポート規格で撮影(当サイトの推奨) 同上
在留カード(留学、ワーキングホリデー、就労) 日本在住の台湾人 4×3cm、頭頂から顎まで2.5±0.3cm、無背景、6か月以内 40×30mm 2026年6月14日からは1歳以上16歳未満にも写真が必要
台湾の運転免許で日本を運転(日本語翻訳文) 車を運転する旅行者 写真不要 — —
台湾の運転免許から日本の運転免許への切替(外免切替) 日本在住で運転する人 3×2.4cm、無背景、6か月以内 30×24mm、または大きめの写真枠から切り取る 頭頂の上に約3mmの余白が必要
アルバイト・求職用の履歴書 ワーキングホリデー参加者、留学生、求職者 厚生労働省の様式例:縦36~40mm、横24~30mm 履歴書 40×30mm —
JLPT(日本国内受験)の写真変更 留学生 4×3cm、6か月以内 40×30mm —
米国ESTA 米国へ行く台湾人 紙の写真は不要、オンライン手続きでは自撮りを使用 使用しない —

規格の出典:台湾のパスポートは駐日代表処のパスポート更新案内と外交部領事事務局の写真規格、パスポートの紛失は紛失時の再発行案内と入國證明書の案内、在留カードは出入国在留管理庁、日本の運転免許は警視庁の写真規定、履歴書は厚生労働省の履歴書様式例、JLPTは日本国際教育支援協会。すべて2026年9月25日に確認しました。

整理すると、短期旅行者が実際に証明写真機を必要とするのは、ほぼパスポートを紛失したときだけです。台湾の運転免許と日本語翻訳文で運転する場合も、米国ESTAを申請する場合も、証明写真は不要です。証明写真機を繰り返し使うのは日本に住む人で、在留カードの手続き、日本の運転免許への切替、履歴書の作成、パスポートの期限切れに伴う更新などが主な用途です。

2.台湾のパスポート写真を撮るときの3つの注意点

サイズ:日本の「パスポート」を選べば合う

台湾のパスポート写真は縦4.5cm、横3.5cm、頭頂から顎まで3.2~3.6cmです。日本の外務省のパスポート写真規格は縦45mm、横35mm、頭頂から顎まで34±2mm、つまり32~36mmです(外務省「パスポート申請用写真の規格」)。写真のサイズも顔の比率も同じなので、日本の機械で「パスポート」を選んで撮影すれば、サイズは台湾のパスポートの規格に合います。

背景:必ず純白を選ぶ

駐日代表処のパスポート更新案内には「純白色背景」とあります。一方、日本の外務省は白背景を推奨しつつ、淡い青の背景も認めています。そのため、日本の機械で「パスポート」を選んでも、背景の選択肢が白だけとは限りません。背景変更機能のあるモード(Photo MEの肌美人プレミアム、Ki-Re-iのエクセレントモード、ID VOXの背景合成)では複数の色を選べるので、印刷前に画面で白が選ばれていることを確認してください。

白を選べない機械もあります。北菱プリントテクノロジーが北海道のセイコーマートに設置する機械は、背景色がグレー、緑、黄緑、水色の4色だけです(北菱の公式サイト)。この機械で撮った写真は、台湾のパスポートの純白背景という条件を満たしません。

美肌:使わない

駐日代表処のパスポート更新案内の原文には、「也不可使用自拍美肌模式或修圖」(自撮りの美肌モードや画像加工も使用不可)とあります。さらに、規格に合わない写真は受け付けず、審査が厳しく不受理となる人も少なくないため、写真館で撮影するよう勧めています(原文ページ、2026年9月25日確認)。

日本の証明写真機には美肌オプションがあるものが多く、モードの構成は各社で異なります。

  • Photo MEの公式サイトにある3つの印刷モード(スタンダード、肌美人スーパー、肌美人プレミアム)はすべて美肌効果付きと表示されています。最も基本的なスタンダードにも「美肌+美白」とあり、公式サイトでは加工しないモードの説明を確認できませんでした(ME Group Japanの公式サイト)。
  • DNPが2022年に公表した機能比較表では、Ki-Re-iとID-Spotの両方に加工しない通常モードがあります。肌の補正はエクセレントモードなどで別途選ぶ機能です(DNPの2022年10月24日付プレスリリース)。
  • ID VOXは撮影時に通常または美肌を選べます(ID VOXの公式サイト)。

したがって、日本の証明写真機で撮った台湾のパスポート写真が受理されるかどうかは、背景と画像加工の2点にかかっています。駐日代表処自体の推奨は、引き続き写真館での撮影です。

3.街角のあの機械はどこの会社?3社と設置数

事業者 ブランド 親会社 当サイトが2026年9月25日に公式設置場所検索から1件ずつ整理した数 公式発表
ME Group Japan Photo ME(新機種はPhotomaton EVO) 英国のME Group International 13,085か所 プレスリリースの会社紹介に「全国約14,000カ所」(2023年11月から使用、2026年6月30日も同じ)
DNPフォトイメージングジャパン Ki-Re-i、ID-Spot 大日本印刷(DNP) 7,964か所(Ki-Re-i 6,856、ID-Spot 1,108) 2022年10月にグループ全体で9,400台(Ki-Re-i 7,400、ID-Spot 2,000)と発表。2023年9月までに完了する計画の台数
扶桑プレシジョン ID VOX —(京都の独立企業) 1,320か所 2023年6月のプレスリリースで「約1,100台」

公式発表の出典:ME Group Japanの2026年6月30日付プレスリリース、DNPの2022年10月24日付プレスリリース、扶桑プレシジョンの2023年6月6日付プレスリリース。

当サイトの数値は、2026年9月25日に3社の公式設置場所検索から1件ずつ取得し、名称と住所が同じものを1件として数えた「設置場所」の数です。3社の合計は22,369か所でした。公式発表には「か所」と「台」が混在し、時点も異なります。両方を参考として併記していますが、互いに差し引くことはできません。日本では業界団体による全国総数の公表はありません。

ME Group Japan:Photo ME

ME Group Japanは1963年に設立されました。旧社名は日本オート・フォートで、2022年11月に現在の社名へ変更しています。公式サイトでは、証明写真機を「日本に初めて導入したパイオニア」と自称しています(ME Group Japanの公式サイト、同社による説明)。親会社はロンドン上場のME Group Internationalで、欧州のPhotomaton写真ブースを運営するグループです。親会社の事業と財務については、欧米の写真ブース大手ME Groupの詳しい分析にまとめています。2026年5月には、フィリップ・スタルクが外装をデザインした新機種Photomaton EVOの日本第1号機が東京・新宿に設置されました。EVOはキャッシュレス決済専用です。Photo MEの沿革、撮影方法、公式サイズ表、i-keepによる写真データの受け取りについては、別記事のPhoto MEブランド解説にまとめています。

DNP:Ki-Re-iとID-Spot

Ki-Re-i(キレイ)は、もともとコニカミノルタのデジタル証明写真機でした。2006年7月に大日本印刷がコニカミノルタの証明写真事業を引き継ぎ、ブランドは現在まで続いています。ID-Spotは、DNPが2020年にカジタク(KJS)から購入した「IDVOX」の機械を改造したもので、2022年11月から順次稼働しています(DNPの2022年10月24日付プレスリリース)。Ki-Re-iとID-Spotの成り立ち、公式比較表、料金、Withスマホによる写真データの受け取りについては、別記事のKi-Re-i/ID-Spotブランド解説にまとめています。

扶桑プレシジョン:ID VOX

扶桑プレシジョンは1995年に京都で設立されたソフトウェア会社です。資本金は1,500万円、従業員は15人です(2026年7月、会社概要)。ID VOXは、DNPが買収した「IDVOX」と同じ名前です。id-vox.jpのドメインは2014年から扶桑の代表者名義で登録されており、カジタク時代のアプリにも扶桑のパッケージ名が使われていました。2020年にDNPへ売却されたのはカジタクが運営していた機械群で、現在のID VOXは扶桑が自社名義で運営する別の設置網です。ID VOXはミニストップとスギ薬局に多く設置されています(当サイトが公式一覧の店舗名を集計した結果、1,320か所のうちミニストップが552か所、スギ薬局が300か所)。扶桑プレシジョンとID VOXの成り立ち、6種類の機能それぞれの対応設置場所数、アプリで写真データを受け取る方法については、別記事のID VOXブランド解説にまとめています。

すでに撤退した3社

以前の日本の証明写真機市場には、この3社以外の事業者もいました。2020~2023年には、次の3社が機械をMEまたはDNPへ売却しています。

  • カジタク(KJS):2020年6月に証明写真機事業を新会社へ分割し、その全株式をDNPへ売却しました(DNPの2020年6月30日付プレスリリース)。この機械群は後にID-Spotへ改造されました。
  • プラザクリエイト:2020年11月、証明写真機事業(1,600台)を子会社フォトプラザへ分割し、日本オート・フォートへ譲渡すると発表しました。2021年3月に統合されています(プラザクリエイトの発表資料)。
  • 富士フイルム系:2023年9月30日に証明写真機事業をME Group Japanへ売却しました。取引完了時は3,548台で、移管期間終了後の最終台数は3,611台でした(ME Groupの買収完了発表)。

機械を探すなら、当サイトの日本の証明写真機マップへ

3社とも公式の設置場所検索がありますが、検索できるのは自社の機械だけです。当サイトでは3社の22,369か所を1枚の地図にまとめ、最寄りの機械を探したり、ブランドで絞り込んだりできるようにしています。都道府県別ページでは、「写真データを受け取れるか」「マイナンバーカードを直接申請できるか」でも絞り込めます:日本の証明写真機全国マップ。都道府県別ページの例は、東京都(3社合計2,302か所)、大阪府(1,604か所)、愛知県(1,442か所)です。

名古屋市北区の建物の外壁沿いにあるDNP Ki-Re-iの証明写真機。白い本体に青いカーテンがあり、屋根にはDNP Photo ImagingとKi-Re-iの表示がある。側面には「マイナンバーカード ここから申請」と書かれた赤い吊り下げ看板があり、パネルの人物サンプル写真はぼかし処理済み。

2020年7月、名古屋市北区のDNP Ki-Re-iの証明写真機。2025年にDNPがブランドロゴを刷新する前の外観です。右側の赤い吊り下げ看板には、この機械からマイナンバーカードを直接申請できると書かれています。パネルの人物サンプル写真は当サイトでぼかし処理を施しました。撮影:円周率3パーセント、CC BY-SA 4.0、元画像。

4.3社はどう違う?公式情報で確認できる事実だけを比較

項目 Photo ME(ME Group Japan) Ki-Re-i/ID-Spot(DNP) ID VOX(扶桑プレシジョン)
料金(公式) 公式には未公表。2024年2月の名古屋市北区、2026年9月の兵庫県相生市にある同型の2台では、いずれもスタンダード1,000円、肌美人スーパー1,100円と表示 公式には設置場所によって異なり、通常「900~1,600円」。最上位セット(印刷+写真データ+肌補正+背景変更)は1,600円 公式FAQ:設置場所とプランによって異なり、通常プランは900円または1,000円が多い
加工しないモード 公式サイトの3モードはいずれも美肌効果付き。加工しないモードは確認できず Ki-Re-i、ID-Spotとも通常モードあり 通常または美肌を選択可能
機械からマイナンバーカードを直接申請 対応(J-LISの対応事業者一覧に掲載)。当サイトの集計では7,166か所に対応表示あり 対応(J-LISの一覧に掲載)。当サイトの集計では6,642か所に対応表示あり 500か所に「マイナンバーWEB申請」の表示あり。扶桑はJ-LIS公表の事業者一覧に掲載されておらず、公式には申請の仕組みの説明なし
写真データの受け取り方 i-keep:アプリ不要。写真に印字された管理コードを入力してダウンロード。保存期間6か月、元データは1500×1125ピクセル Withスマホ:無料アプリ「Ki-Re-i Photo」が必要。QRコードと8桁のパスワードを使用。撮影後7日以内にダウンロードが必要。1024×768ピクセル アプリ「IDPhotoDL2」(日本語のみ)で、写真に印字された10桁のアクセスコードを入力。保存期間6か月
当サイトが集計した写真データ対応の設置場所数 7,889か所 6,597か所 1,316か所
支払い 現行の主力機種ND71の公式仕様には現金(10~500円硬貨、千円札)と記載。QR決済や交通系電子マネーの対応は確認できず。新機種EVOはキャッシュレス専用 現金(五千円札、一万円札は使用不可)。一部の機械は9種類のQR決済とSuicaなどの交通系電子マネーに対応。クレジットカードは使用不可 現金。QR決済はPayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、WeChat Pay、Alipayに対応
機械の対応言語 公式サイトでは最新機種は6言語対応とするが、言語名の記載なし。写真の旧型機のパネルには「2 Languages Available」と表示 7言語:日本語、英語、韓国語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語(中国語が繁体字か簡体字かは公式記載なし) 公式サイトに記載がなく、確認できず
撮り直し 確認できず Ki-Re-iは最大4枚から1枚を選択。ID-Spotは回数制限なし 回数制限なし

出典(2026年9月25日確認):Photo MEは個人向けサービスページと機械の仕様ページ。パネルの料金はWikimedia Commonsの写真2点、2024年の名古屋、2026年の相生。Ki-Re-iはFAQ、Withスマホ、料金帯についてのコラム、設置場所提供者向けページ(言語)。ID VOXは公式サイトとFAQ。マイナンバーカード申請対応事業者はJ-LIS。

表の設置場所数は、当サイトが各社の公式検索の機能項目を基に集計したものです。ただし、3社では項目の定義が異なります。例えば「写真データ対応」は、それぞれi-keep、Withスマホ、アプリ対応に相当します。そのため、同じ会社の設置網の中での割合を見ることはできますが、会社をまたいで比較することはできません。3社に共通するのは、同じブランドでも機械によって機能が異なる場合があることです。各社とも、出かける前にその機械に必要な機能があるか確認するよう案内しています。

5.2025年のパスポート制度変更:なぜ「写真データを受け取れること」が重要になったのか

この節は、日本人が日本のパスポートを申請する制度についての説明です。台湾人が台湾のパスポートを申請する場合は、引き続き紙の写真2枚を駐日代表処へ提出する必要があります。ただし、この制度変更を見ると、日本の証明写真機各社がここ2年ほど写真データを訴求している理由が分かります。

日本では2023年3月27日にマイナポータルによるパスポートのオンライン申請が始まり、写真はスマートフォンのアプリで自撮りするか、jpgファイルをアップロードできるようになりました。ただし当時、初めての申請(新規申請)に対応していたのは一部の都道府県だけでした。2025年3月24日からは、全国47都道府県で新規申請もすべてオンラインで手続きでき、紙の写真を提出する必要がなくなりました。窓口で申請する場合は、引き続き紙の写真1枚が必要です。2026年7月1日には手数料も大幅に引き下げられ、有効期間10年のパスポートは、オンライン申請が15,900円から8,900円、窓口申請が16,300円から9,300円になりました。

外務省の旅券統計による国内申請件数は、次のとおりです。

年 窓口申請(紙の写真が必要) オンライン申請 合計 オンラインの割合
2024 3,432,129 296,714 3,728,843 8.0%
2025 2,314,588 1,305,636 3,620,224 36.1%

データの出典:外務省の旅券統計2024年版・2025年版の申請件数内訳。オンラインの割合は当サイトが計算しました。外務省の令和7年旅券統計の発表では、2025年3月24日以降のオンライン申請の割合は約44%とされています。

総申請件数の年間減少率は2.9%にとどまる一方、紙の写真を提出する窓口申請は約33%(32.6%、約112万件)減りました。減少分のほぼすべてが、初めて申請する人によるものです。ME Groupは2026年上半期の決算発表で、アジア太平洋地域の写真ブース売上高が前年同期比14.8%減となった理由を、日本の新規パスポート申請方法の変更としています(ME Groupの2026年中間決算発表)。

オンライン申請では、写真館や証明写真機で撮影した写真データも使えます。マイナポータルにアップロードする形式はjpg、容量は600KB以内で、超える場合は自動で圧縮されます。Photo MEのi-keepやDNPのWithスマホが訴求しているのは、この用途です。機械で撮影し、写真データを受け取って自宅でアップロードします。DNPのアプリには、写真をパスポートのオンライン申請用の形式へ自動調整する機能もあります。日本に住み、マイナンバーを持つ台湾人にとっては、同じ写真データ受け取り機能をマイナンバーカードのオンライン申請にも使えます。

6.使い方:一度で撮影を済ませる手順

3社の機械は画面が異なりますが、大まかな手順は共通しています。

  1. 出かける前に機械を調べます。写真データの受け取り、マイナンバーカードの直接申請、QR決済は、すべての機械で使えるわけではありません。
  2. 中に入って座り、カーテンを閉めます。タッチパネルで用途またはサイズを選びます。台湾のパスポートなら「パスポート」です。
  3. モードを選びます。台湾のパスポート用は、加工しない一般・通常モードを選びます。背景を選べる場合は、白になっていることを確認します。
  4. 支払いを済ませて撮影します。Ki-Re-iは1回に2枚撮影し、さらに2枚撮り直せます。ID-SpotとID VOXは撮り直しの回数に制限がありません。
  5. 「写真取出し口」または「受取口」から写真を受け取ります。写真データを受け取る場合は、写真にダウンロード用のコードが印字されるので、各社の手順に従ってダウンロードします。

3社の機械でのサイズの対応関係は、次のとおりです(公式サイズ表に基づく)。

用途 公式規格 Photo ME Ki-Re-i ID VOX
台湾のパスポート、日本のパスポート、マイナンバーカード 45×35mm パスポート・マイナンバー 45×35mm、4枚 パスポート 45×35mm、上段3枠がパスポート用 45×35mm
在留カード、履歴書 40×30mm 履歴書・運転免許 40×30mm、6枚 履歴書 40×30mm、8枠 40×30mm
日本の運転免許 30×24mm 公式サイズ表に30×24mmの記載なし 「免許証/中型」の下段30×25mmの枠から切り取る 30×24mm

出典:ME Group Japan「証明写真サイズ一覧」、Ki-Re-iのサイズ早見表、ID VOXの公式サイト。2026年9月25日確認。各社とも、機種によって選べるサイズが異なると注記しています。

パスポートと在留カードのサイズは3社とも対応しています。日本の運転免許に必要な30×24mmは、Ki-Re-iでは大きめの枠から自分で切り取る必要があり、Photo MEの公式サイズ表には記載がありません。警視庁は、府中、鮫洲、江東の各運転免許試験場に証明写真機があり、撮影した写真をそのまま使えるとも案内しています。

7.その他の小規模事業者:公開の設置場所一覧はない

3社以外にも、日本には小規模な証明写真機事業者がいくつかあります。いずれも公開の設置場所検索がないため、当サイトの22,369か所には含めていません。

  • 三吉工業(プロ写真館):横浜の精密金属加工会社で、1999年に証明写真機事業を開始しました。J-LISが公表するマイナンバーカード申請対応事業者一覧に掲載されています。FAQには写真1枚500円(日付の記載なし)とあり、「外国向けのパスポート、ビザなどでは使用できないものがあります」とも明記されています(三吉工業のFAQ)。
  • 北菱プリントテクノロジー:札幌の写真現像・プリント会社で、セイコーマートグループに属しています。公式サイトでは全国約1,200台(2021年11月)、画面と音声は8言語対応(中国語を含む)としています。写真データのダウンロードには対応していません。セイコーマート設置機は1,000円、現金のみです(北菱の公式サイト、セイコーマート)。
  • 東京富士カラー:写真現像・プリントと写真館を運営する事業者で、証明写真機の設置場所を募集する事業も行っています。公式サイトに台数の記載はありません(東京富士カラー)。

8.3社をそれぞれ一言で

  • Photo ME(ME Group Japan):1963年から日本で証明写真機を運営。親会社は英国のME Groupで、写真データサービスi-keepはアプリ不要、保存期間は6か月です。詳しくはPhoto MEブランド解説をご覧ください。
  • Ki-Re-i/ID-Spot(DNP):大日本印刷がコニカミノルタから引き継いだ証明写真機。加工しない通常モードがあり、写真データはアプリで7日以内にダウンロードする必要があります。機械は7言語に対応しています。詳しくはKi-Re-i/ID-Spotブランド解説をご覧ください。
  • ID VOX(扶桑プレシジョン):京都の従業員15人の会社が運営する、3つ目の設置網。ミニストップとスギ薬局に多く、QR決済はAlipayとWeChat Payにも対応しています。写真データ用アプリは日本語のみです。詳しくはID VOXブランド解説をご覧ください。

台湾の証明写真機は別の市場です。ブランドと機械については、水啦の証明写真機と富多美の証明写真機の2記事にまとめています。

トップ画像:名古屋市北区のDNP Ki-Re-iの証明写真機。円周率3パーセントが2020年7月に撮影。CC BY-SA 4.0、元画像。当サイトで人物の顔にぼかし処理を施し、16:9にトリミングしました。上記2点の加工後の画像も、元画像と同じCC BY-SA 4.0ライセンスで提供しています。

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記事の要点

日本の街頭にある証明写真機は、ME Group JapanのPhoto ME、大日本印刷傘下のDNPフォトイメージングジャパンのKi-Re-iとID-Spot、京都の扶桑プレシジョンのID VOXという3社が運営しています。当サイトが2026年9月25日に3社の公式設置場所検索から1件ずつ整理した結果、Photo MEは13,085か所、DNPは7,964か所(Ki-Re-i 6,856、ID-Spot 1,108)、ID VOXは1,320か所で、合計22,369か所でした。各社の公式発表はそれぞれ全国約14,000か所、2022年発表の9,400台(計画台数)、2023年時点の約1,100台で、集計基準が異なるため差し引いて比較できません。カジタク、プラザクリエイト、富士フイルム系は2020~2023年に証明写真機事業をDNPまたはME Group Japanへ売却しました。日本にいる台湾人が証明写真機を使う主な場面は、台湾のパスポートの更新・紛失時の再発行、在留カード、台湾の運転免許から日本の運転免許への切替、履歴書です。台湾のパスポート写真は4.5×3.5cmで、日本の機械のパスポート用45×35mmと同じですが、台北駐日経済文化代表処は純白の背景、美肌モードや画像加工を使わないことを求め、写真館での撮影を勧めています。3社の違いとして、Photo MEは公式に料金を公表しておらず、2024年と2026年の2台の料金表示はスタンダード1,000円、肌美人スーパー1,100円で、公式サイトの3モードはいずれも美肌効果付きです。DNPの公式料金帯は900~1,600円で、加工しない通常モードがあります。ID VOXの公式FAQでは通常プランは900円または1,000円が多いとされています。写真データは、Photo MEのi-keepがアプリ不要で6か月保存、DNPのWithスマホがアプリを使い撮影後7日以内にダウンロード、ID VOXが日本語アプリを使い6か月保存です。日本では2025年3月24日から初めてのパスポート申請も全国でオンライン手続きが可能になり、外務省の統計では紙の写真を提出する窓口申請が2025年に前年比32.6%減少しました。そのため証明写真機各社はオンライン申請に使える写真データを訴求しています。

  • 当サイトが2026年9月25日に3社の公式設置場所検索から1件ずつ整理した日本の証明写真機の設置場所は、合計22,369か所。ME Group Japan(Photo ME)13,085か所、DNP 7,964か所(Ki-Re-i 6,856、ID-Spot 1,108)、扶桑プレシジョン(ID VOX)1,320か所。
  • 公式発表では、ME Group Japanのプレスリリースは全国約14,000か所、DNPは2022年10月にグループ全体で9,400台(ID-Spot 2,000台を含む計画台数)、扶桑プレシジョンは2023年6月のプレスリリースで約1,100台としている。
  • カジタクは2020年6月にDNPへ、プラザクリエイトは2020年11月に日本オート・フォートへの譲渡を発表、富士フイルム系は2023年9月にME Group Japanへ最終的に3,611台を売却し、日本の証明写真機市場から相次いで撤退した。
  • 台湾のパスポート写真は4.5×3.5cm、頭頂から顎まで3.2~3.6cm。日本の外務省の規格である45×35mm、頭頂から顎まで34±2mmと同じ。
  • 台北駐日経済文化代表処のパスポート更新案内は、純白の背景、美肌モードや画像加工を使わないことを求め、写真館での撮影を推奨。日本の外務省は白背景を推奨するが、淡い青の背景も認めている。
  • Photo MEの公式サイトにあるスタンダード、肌美人スーパー、肌美人プレミアムはすべて美肌効果付き。DNPのKi-Re-iとID-Spotには加工しない通常モードがあり、ID VOXでは通常または美肌を選べる。
  • Photo MEは公式に料金を公表していない。2024年2月の名古屋市北区と2026年9月の兵庫県相生市にある同型の2台では、スタンダード1,000円、肌美人スーパー1,100円と表示。DNPは設置場所によって異なり通常900~1,600円、ID VOXの公式FAQでは通常プランは900円または1,000円が多いとしている。
  • 写真データは、Photo MEのi-keepがアプリ不要、6か月保存、1500×1125ピクセル。DNPのWithスマホはアプリが必要で撮影後7日以内にダウンロード、1024×768ピクセル。ID VOXは日本語アプリIDPhotoDL2を使い、6か月保存。
  • 外務省の統計では、紙の写真が必要な日本国内のパスポート窓口申請は2024年の3,432,129件から2025年の2,314,588件へ32.6%減少。総申請件数の減少は2.9%にとどまり、2025年3月24日から初めての申請も全国でオンライン手続きが可能になった。
  • 三吉工業、北菱プリントテクノロジー、東京富士カラーなどの小規模事業者には公開の設置場所一覧がない。北菱がセイコーマートに設置する機械の背景色は、グレー、緑、黄緑、水色の4色のみ。

よくある質問

日本の証明写真機とプリクラは同じですか?

違います。証明写真機は、パスポート、履歴書、身分証明書などに使う写真を撮るセルフサービスの機械で、主にスーパー、駅、コンビニのそばにあります。プリクラはゲームセンターなどにある、撮影後に落書きしてシールに印刷できる娯楽用の機械です。メーカー、市場、料金も異なります。

日本の証明写真機で台湾のパスポート写真を撮れますか?

サイズは対応しています。日本の機械のパスポート用は45×35mmで、台湾のパスポート用4.5×3.5cmと同じです。ただし台北駐日経済文化代表処は純白の背景を求め、美肌モードや画像加工を禁止しています。撮影前に白背景であることを確認し、美肌効果付きのモードを選ばないでください。代表処自体は写真館での撮影を勧めています。

日本の証明写真機は1回いくらですか?

3社とも全国一律の料金ではありません。DNPは設置場所によって異なり通常900~1,600円、ID VOXの公式FAQでは通常プランは900円または1,000円が多いとしています。Photo MEは公式に料金を公表しておらず、2024年と2026年の2台の表示はスタンダード1,000円、肌美人スーパー1,100円でした。実際の料金は機械の表示を確認してください。

日本の証明写真機で撮った写真はデータでも受け取れますか?

一部の機械で対応しています。Photo MEのi-keepはアプリのインストールが不要で、写真に印字された管理コードを入力してダウンロードでき、保存期間は6か月です。DNPのWithスマホはアプリKi-Re-i Photoを使い、撮影後7日以内にダウンロードする必要があります。ID VOXは日本語アプリIDPhotoDL2を使い、保存期間は6か月です。すべての機械にある機能ではないので、出かける前に確認してください。

日本には証明写真機が何台ありますか?

公式な全国総数はありません。当サイトが2026年9月25日に3社の公式設置場所検索から1件ずつ整理した設置場所は、合計22,369か所です。三吉工業、北菱プリントテクノロジー、東京富士カラーなどの小規模事業者には公開の設置場所一覧がなく、この数には含まれません。

在留カード用写真はどのサイズを選べばよいですか?

出入国在留管理庁の規定では縦4cm、横3cm、頭頂から顎まで2.5±0.3cm、無背景、6か月以内に撮影した写真です。日本の機械では40×30mm(履歴書または在留カード)を選びます。2026年6月14日からは、1歳以上16歳未満の在留カードにも写真が必要です。

出典: 中国語原文は2026-09-25公開、2026-09-25更新。本文の店舗・企業情報、数値と未確認事項は、原文に記した調査時点の記録です。

この日本語版は、繁体字中国語の原作記事をもとにしています。joelin.cc. 海外の読者にもわかりやすいよう、表現や説明を調整しています。 内容の基準となるのは繁体字中国語の原文です。完全な内容は中国語の原文をご覧ください。